誰もが政治と無関係ではいられない

2020年9月12日 なかざわひでゆき ソニア ナチスの女スパイ ★★★★★ ★★★★★

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ソニア ナチスの女スパイ

 ナチス・ドイツ占領下のノルウェー。私はただの女優、純粋に仕事をしたいだけで政治には関心がない。そういってナチスのプロパガンダ映画の仕事も躊躇せず引き受けていたスター女優が、それゆえに己の立場を明確にせねばならない緊急事態へと追い込まれ、秘かに隣国スウェーデンの諜報部に協力してナチスの内情を探るスパイとなる。’30~’40年代に活躍したノルウェー人の有名な映画スター、ソニア・ヴィーゲットの実話。何事もない平和な時代ならばともかく、日々の生活と直結する政治とは誰もが無関係でいられないことを思い知らされる。結局、世間からは売国奴と誤解されたわけだから、ソニアにとってその代償は大きかったと言えよう。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください♫なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

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