才能ある人たちが無駄に使われているのは見ていて辛い

2020年10月15日 猿渡 由紀 ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 ★★★★★ ★★★★★

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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷

作られる意味のなかったリメイク映画は過去にもあるが、これもそのひとつ。呪われた人や家、恐怖現象など、どれも前に見たことがあるものばかり。音でびっくりしたり、ビジュアルに対して純粋に気持ち悪いと感じたりはしても、迫りくる怖さはない。そのせいで、たった1時間半の上映時間がやたらと長く感じる。この手の映画に完璧なリアリティは求めないものの、細かいところで不自然と思える部分もある。ラストも全然サプライズではない。残念なのは、デミアン・ビチル、ジャッキー・ウィーヴァー、ジョン・チョーなど、才能ある人たちが無駄遣いされていること。彼らにとっての恐怖体験は、何よりもそれだっただろう。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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