オリジナルを踏襲したベタさ加減が、一周回って心地良き!

2020年10月21日 くれい響 きみの瞳が問いかけている ★★★★★ ★★★★★

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きみの瞳が問いかけている

チャップリンの『街の灯』の韓流アップデートだった『ただ君だけ』をリメイク。美男美女が織りなすピュアな純愛劇に、恐ろしいほど画に描いたような悪人、そして、とりあえずの交通事故など、オリジナルを踏襲したベタさ加減が一周回って、心地良き! さらに、BTSの主題歌がエンディングだけでなく、中盤にもしっかり流れる構成もたまらない。そして、さすがは三木孝浩監督作。おなじみの光の魔術で、吉高由里子と横浜流星という素材を十二分に生かすほか、あえて“ユリユリ”好きにはたまらんセリフやカットを挟む洒落の効いた演出も。劇場の暗闇の中で、夢を見せてくれるスター映画のお手本的な仕上がりだ。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三国志』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「TV LIFE」にて伊原六花さん、「CREA WEB」にて伊藤沙莉さん、鈴木仁さんなどのインタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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