いかにもニューヨークらしい物語

2020年11月16日 猿渡 由紀 エイブのキッチンストーリー ★★★★★ ★★★★★

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エイブのキッチンストーリー

ユダヤ人の母とムスリムの父のもとに生まれた少年エイブは、常にふたつの文化と宗教の間で板挟み。そんな彼に生きがいをくれるのは、フュージョン料理を得意とするブラジル移民のシェフ。いかにも、異文化が共存し、衝突も起こるニューヨークらしさを感じさせる物語だ。エイブが料理上手なグルメで、美味しそうな食べ物が続々出てくるのもビジュアル的に楽しく、食べ物は人々の心をつなぐのだということを、あらためて実感させてくれる。まっすぐで前向きな少年が夢を追いかけるというポジティブな成長物語としても良い。素直さのあるノア・シュナップのキャスティングは大正解。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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