原作のスピリットを踏まえた大脱走的序章

2020年12月17日 相馬 学 約束のネバーランド ★★★★★ ★★★★★

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約束のネバーランド

 キャラ設定と役者の年齢の差や”鬼”の描写など原作のファンとしては見る前は不安もあったが、前者は設定変更でクリア、後者はCGで乗り切り、ハウス脱出までの物語を巧くまとめ上げた。

 脱出がいかに困難であるかを密に描いており、スリリングな逃走劇として、よくできている。“誰も死なせたくない”というヒロイン、エマの強い気持ちも脈づき、ドラマにも熱気が。そういう意味では、原作のスピリットを的確にとらえた映画化。

 キーパーソンは、やはり主役の浜辺美波。物語が進むほどエマの天真爛漫なキャラが染み出てきて、役との年齢差が気にならなくなるどころか、エマそのものに思えてくる。早くも続編が楽しみ。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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