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ザ・ホワイトタイガー (2021):映画短評

ザ・ホワイトタイガー (2021)

2021年1月22日公開 125分

ザ・ホワイトタイガー
なかざわひでゆき

弱肉強食な格差社会の理不尽を思い知らされる

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 インドの貧困層に生まれた若者が自らの人生を切り拓こうとする。ユーモラスで軽妙な出だしに『スラムドッグ・ミリオネア』的なサクセス・ストーリーかと思いきや、なにしろ監督は『ドリームホーム 99%を操る男たち』などで米国型資本主義の残酷を徹底して描いてきたラミン・バーラニ。そんな生易しい話ではなかった。家庭でも社会でも目上の者に従うことを叩きこまれ、教育の機会まで奪われた結果、貧困から抜け出す術も知らぬ従順な奴隷へと育てられる。そんな若者が理不尽な社会システムに抗い、底辺から這い上がるには、文字通り鬼になるほかない。振り返って格差が急速に拡大する日本。近い将来、他人事ではなくなるかもしれない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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