2036年の近未来アクションが鋭い問いを突きつける

2021年1月26日 平沢 薫 デンジャー・ゾーン ★★★★★ ★★★★★

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デンジャー・ゾーン

 史上最強兵士の製造を目指すスーパーソルジャー計画は、その過程でキャプテン・アメリカを誕生させたが、それを押し進めると本作のような存在を生み出すのかもしれない。その存在を、キャプテン・アメリカから盾を引き継いだファルコン役のアンソニー・マッキーが演じているところもポイント高い。
 もうひとつの魅力は、近未来SFアクションの楽しさと鋭いテーマ性のカップリング。2036年のリアルな近未来世界、マシン兵士とマッキー演じるアンドロイドの大尉の超高速バトルは目に楽しく、その一方で、大きな目的のためなら少数の犠牲は正当化されるのか、紛争地の人々にとって軍事介入とは何なのか、そんな鋭い問いを突きつけてくる。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:アニメシリーズ「インビンシブル〜無敵のヒーロー〜」@Amazonプライムを視聴中。クリエイターが「ウォーキング・デッド」の原作コミック作者ロバート・カークマンなので、第1話のラストから「おおっ!?」な展開。全8話と短めだし、最後まで見届けないと。

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