掟破りすぎるメル・ギブ&“警官嫌いの怪物”

2021年2月27日 くれい響 リーサル・ストーム ★★★★★ ★★★★★

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リーサル・ストーム

台風×サスペンスの融合だけに、『ハリケーンアワー』なノリかと思いきや、“アパート版『ダイ・ハード』<『リオ・ブラボー』”という異色作。過去を引きずる主人公の警官を演じるエミール・ハーシュが時折ジャック・ブラックに見えるなか、避難勧告をガン無視して部屋に居座る頑固ジジイを演じるメル・ギブ登場! まさかのソファに座ったまま芝居に驚かされるが、中盤になって、やっと重い腰を上げて参戦。一緒にコンビを組むステファニー・カヨの方が、娘役のケイト・ボスワースより美味しい役どころだったり、奇妙なバランスが持ち味だったりする。それにしても、“警官嫌いの怪物”という設定は掟破りすぎるだろ!

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:5月1日(土)新文芸坐オールナイト「香港アクション絆! ドニー・イェン&谷垣健治」にて、谷垣健治さんとトークショーやります!『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて東出昌大さん&柄本時生さん、森川葵さん&秋田汐梨さん&萩原みのりさん、松本まりかさん、「EVIL A MAG」にてB.O.L.Tさん、「CREA WEB」にて上村侑さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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