ブレないヒロインの心意気が清々しい

2021年3月1日 くれい響 野球少女 ★★★★★ ★★★★★

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野球少女

「野球狂の詩」の水原勇気ばりに とにかく投球フォームが美しいイ・ジュヨン。彼女演じるトライアウトの申請もできないヒロインが、新任コーチとの出会いから、さらに才能が開花していく様は、少女漫画(つか、「エースをねらえ!」)的にも見えるが、そこまでスポ根な展開にはならない。彼女のプロ野球に対するこだわり、女子チームではいけない理由などがしっかり語られないところは引っかかるが、ヨム・ヘラン演じる母親や球団関係者に何を言われようが、まったくブレないヒロインの心意気がとにかく潔く、清々しい。静かに熱く訴えかけてくる一作だが、そこまでジェンダーを強調してない作りもいい。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:5月1日(土)新文芸坐オールナイト「香港アクション絆! ドニー・イェン&谷垣健治」にて、谷垣健治さんとトークショーやります!『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて東出昌大さん&柄本時生さん、森川葵さん&秋田汐梨さん&萩原みのりさん、松本まりかさん、「EVIL A MAG」にてB.O.L.Tさん、「CREA WEB」にて上村侑さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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