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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~ (2021):映画短評

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~ (2021)

2021年4月9日公開 100分

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~
(C) 2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.8

斉藤 博昭

映画にするには、たしかに100人規模が必要だったのでしょう

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

TVドラマ版は、バイプレイヤーズが「主人公」になる変換が新鮮だった。映画版もそのままと思ってたら、物語の主軸は濱田岳らの映画製作チーム。おなじみ4人はバイプレに徹し、ある意味、正当な作り?
キャストが増えてもユルい感じはキープ。広大なスタジオで撮影される数々のドラマや映画は元ネタが超わかりやすく、各作品のキャストの交流も業界の舞台裏を気軽に覗き見する楽しさ。
ただ100人に広げることで、少人数でふざけてる本来の味わいが、バラエティ的な散漫さに発展するのは否めず…。映画化でスケールアップは必須だが、ドラマ版の大人たちの純なアホらしさが愛おしく思い出され、複雑な心境。映画には不向きな題材のような。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

優しい「わんこ映画」で、骨太な「お仕事映画」

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

「ドラマ版」を観ておいた方が、よりスタジオ内の関係性が分かりやすいが、いかんせん全員本人役なので問題なしな『劇場版』。徹底的にボケ倒す役所広司や、おじさん相手に小悪魔キャラを醸し出す有村架純のほか、「表参道高校合唱部!」以来、6年ぶりの共演となる芳根京子と高杉真宙の絡み、Vシネ常連俳優によるド派手な銃撃戦など、次から次へと、目のご褒美というべき展開が続いていく。しかも、泣かせる「わんこ映画」であり、自主映画を通じて、モノ作りの素晴らしさを再認識させてくれる「お仕事映画」。深夜ドラマノリといえるユルさもありつつ、チクリと配信批判もある骨太な一本。とにかく、ラストに★おまけ。

この短評にはネタバレを含んでいます
山縣みどり

配信も好きだけど、映画は死なないよ!

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

脇役どころか主役級の役者たちが楽しそうに本人役を演じ、製作陣も含めた全員の映画製作への情熱が伝わる緩いけれど胸アツなコメディだ。シリーズ第3弾『名脇役の森の100日間』でお馴染みの撮影所「バイプレウッド」で起きた奇跡が描かれるわけで、光石研はじめとするお馴染みのメンバーは今回、若手を温かく見守る立場。ちょっと引いた感じがまた渋くて、良い。フィリピン修行中のエンケンもキュート。撮影所で作られていたパロディ感満載の連ドラも続行で、キャストも実に贅沢。なかでも監督デビュー作を撮っている設定の濱田岳がポンコツ監督ぶり全開で笑わせてくれる。映画もシリーズ化して欲しいもの。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

ラブレター

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

見終わって、『バイプレイヤーズ』が続いた理由、映画になった理由が本当によくわかりました。
作り手、演じ手の思いがものすごくよく伝わってきました。
そうですよね、そうなりますよね。納得と、ありがとうという熱い感情がこみ上げてきます。
この映画は優しと熱い思いがこもったのラブレターです。
もちろん、隅々に張り巡らされた大ネタ小ネタ、パロディネタは健在。心底笑って、楽しんで、最後に泣けます。こんないい映画になるとは…。

この短評にはネタバレを含んでいます
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