展開速度と情報密度が快感!

2021年4月8日 平沢 薫 AVA/エヴァ ★★★★★ ★★★★★

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AVA/エヴァ

 オープニングのタイトルバックだけで、主人公の全てを見せる。その進展速度と情報密度が快感。この編集のタイトさはそのまま全編で持続され、必要最小限の映像で次の場面に行く。次のカットが予測されるならそれはなくていい、という姿勢が気持ちいい。編集は誰かと思ったら『マトリックス』三部作のザック・ステーンバーグだった。
 そんなタイトな映像に相応しいクールさとタフさを体現する主人公が、弱さも少なからず持っているという設定も魅力。その難しいバランスがうまく保たれているのは、身体的な苦痛を感じさせる肉弾戦の多用と、強者と弱者のどちらにも転がりそうに見えるジェシカ・チャスティンの持ち味の相乗効果か。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:アニメシリーズ「インビンシブル〜無敵のヒーロー〜」@Amazonプライムを視聴中。クリエイターが「ウォーキング・デッド」の原作コミック作者ロバート・カークマンなので、第1話のラストから「おおっ!?」な展開。全8話と短めだし、最後まで見届けないと。

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