70~80年代ポリス・アクションへのオマージュに高まる!

真夜中を駆け抜ける展開のなか、タイトル通りマンハッタンを繋ぐ21の橋を封鎖するだけでなく、カーチェイスや地下鉄での攻防戦、途中から読めるドンデン返しと、確かに既視感がある。とはいえ、これだけの要素を99分の尺に盛り込んだサービス精神は、70~80年代のポリス・アクションへのオマージュも強く感じられるだけに高まらないわけがない。チャドウィック・ボーズマンだけでなく、相棒役のシエナ・ミラーら、魅力的なキャストや、『コラテラル』などのベテラン、ポール・キャメロンの撮影に助けられた感もあるが、これまでTVシリーズで鍛えられてきたブライアン・カーク監督は、今後重宝されていくに違いない!