硬派ボーズマン、最後のハードボイルド

2021年4月8日 相馬 学 21ブリッジ ★★★★★ ★★★★★

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21ブリッジ

 正義と悪、理想と現実、権力者と下っ端……そんな70年代的社会派アクションのテイストを漂わせながら、21世紀の犯罪の構図を浮かび上がらせた意欲作。

 父親の跡を継いで刑事になった主人公の一本気なところがキャラ的な魅力として機能し、ラスボスへとたどり着く道程を盛り上げる。一方では一本気では太刀打ちできない通じない悪の存在を浮かび上がらせる硬派なつくり。

 主演とともに製作を兼任した故C・ボーズマンはブラックパンサー的なキャラを活かし、この役に没入。人間のピュアネスを表現できる彼が演じたからこその魅力もあり、そんな個性に触れると、改めて早逝が惜しまれる。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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