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まるでシュミット自身が撮った映画のよう

2014年7月17日 平沢 薫 ダニエル・シュミット-思考する猫 ★★★★★ ★★★★★

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ダニエル・シュミット-思考する猫

まるでシュミットの映画のようなシュミットのドキュメンタリー。彼の映画のキッチュさはないが、浪漫的で幻想的。監督は、シュミットと親しかった映像作家。本作はシュミットの実像ではなく、彼の作品を愛する観客が見たいと思う、彼の肖像を描いていく。シュミット自身がフェイク・ドキュメンタリーの監督だったことも忘れてはいけない。シュミットがピアノを弾き、盟友ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーと楽しそうにデュエットする姿を、当時2人と同居していたイングリット・カーフェンが、少し離れた後からヤレヤレといった表情で煙草を吸いながら眺めている。そんな光景の数々が、まるでシュミット映画の1シーンのように見える。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「Movie Walker」「日経エンタテインメント!」「DVD&動画配信でーた」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:どちらもまだ途中だけど、クライム・サスペンスかと思ったらかなり変化球の「シャイニング・ガール」@Apple TV+、西部ドラマかと思ったらそれだけじゃない「アウター・レンジ〜領域外〜」@Amazon Prime がスゴくて、最終話が楽しみ。

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