シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

アメリカン・アンダーグラウンド、ここに甦る。

  • エスケイプ・フロム・トゥモロー
    ★★★★★

    人工的な夢の空間と得体の知れぬ禍々しさはほとんど常に同居するもので、映画でいうなら『ナイト・タイド』『恐怖の足跡』『エレファント・マン』といったカーニヴァルものがそれを証明しているが、そんな幻想映画(あえてホラーとはいわない)の系譜に繋がるように本作もまたモノクロ。冒頭のビッグサンダー・マウンテン滑走シーンから、クリアでありながらもただならぬ邪気を静かに発散する画面の素晴らしさよ(これが民生機一眼レフによるものとは驚きだ)。この遊園地に忍ばされたウォルト・Dの秘密のリビドーを喚び起こすような、およそ“隠し撮りインディ映画”とはかけ離れた、ゴージャスかつ豊饒なオーケストラ音楽も確信的だ。

⇒映画短評の見方

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、大阪・天六のブックカフェ「ワイルドバンチ」で月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤の日曜日には鼠を殺せ」を主宰。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「SAVVY」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。ちょいと私事でレヴューをアップし損ねてましたが、どんどん書いていきます。

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