躍動、楽しさ、テーマ……すべてがある音楽映画の傑作

2021年4月30日 相馬 学 アメリカン・ユートピア ★★★★★ ★★★★★

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アメリカン・ユートピア

 元々バーンの大ファンなので冷静に語れないかもだが、容赦して欲しい。ぶっちゃけ、『ストップ・メイキング・センス』と並ぶコンサート映画の傑作だ。

 S・リーが撮るのだから、単なる音楽ドキュメンタリーとは違うものに。音楽で伝えたいメッセージをくみ取り、分断が加速する社会に投げかけるメッセージ。ラテンもアフリカンもあるゴッタ煮的なポップミュージックと、人種混成バンドのパフォーマンスは、それを如実に表現している。

 バーンがかつて在籍したトーキング・ヘッズ時代の楽曲も単なる懐メロでは終わらない。歌詞とともに、今鳴らされる意義を噛み締めたい。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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