シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

今度のゴジラは、見得を切る

  • GODZILLA ゴジラ
    ★★★★★

    このゴジラは、あの咆哮を放つ前に、ごく短い一拍を置く。それが歌舞伎役者が見得を切る時の、あの間合い。日本のゴジラが継承してきた、あの一拍だ。その咆哮の音色も素晴らしいが、この"間"に真髄があると見抜いたところが、ギャレス・エドワーズ監督の才能。あの愛すべき「パシフィック・リム」にすら、この間合いはなかった。

    初代ゴジラの象徴としての意味、動き、音響を、きっちり踏まえている。そのうえで、彼の前作「モンスター/地球外生命体」の彼のモンスター観も盛り込んでいる。

    監督の次回作は「スター・ウォーズ」のスピンオフ。彼がオリジナル作の何を継承し、新たに何を盛り込むのか。今から楽しみ。

⇒映画短評の見方

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: Netflixの「全裸監督」を試写で第3話まで視聴。快速で展開するピカレスク・ロマンの趣。主人公が歩き出す、第1話のラストと第3話の途中で、イギー・ポップの「The Passenger」をもっとチンピラぽくしたカヴァーが鳴って、それが似合う。続きを見るのが楽しみ。

» 平沢 薫 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク