これまでのシリーズと一線を画す時代劇感

2021年6月1日 くれい響 るろうに剣心 最終章 The Beginning ★★★★★ ★★★★★

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るろうに剣心 最終章 The Beginning

海外でも人気の高い「追憶編」を、最後の最後に実写化。剣心の「人斬り抜刀斎」時代を描いた『The Beginning』だけに、一瞬にしてスプラッタと化す冒頭から、これまでのシリーズとは異なる空気感が張り詰める。その後も、コミカル要素も、「おろ?」も一切なし! しかも、基本カメラは固定、長回しで撮影され、色彩も抜かれるなど、「俺が「龍馬伝」の大友だ!」の声が聞こえてきそうな本格時代劇としての重厚感に呑まれていくことだろう。『The Final』における巴とのエピソードをおさらいする部分も多いため、そこに関しては賛否あるかもしれないが、ストイックにドラマを描こうとした想いは十分伝わってくる。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅田将暉さん&Fukaseさん、「TV LIFE」にて高杉真宙さん、池田エライザさん、水野勝さん、高岡早紀さん、「MOVIE WALKER」にて森川葵さん&秋田汐梨さん&萩原みのりさん、「EVIL A MAG」にてB.O.L.Tさん、「CREA WEB」にて和田琢磨さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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