シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

もはや推理要素ゼロ、奇想天外中華冒険伝奇絵巻。

  • CGや3Dを存分に使えるようになってツイ・ハークが復調したのは、彼が欲してやまないヴィジュアル・スタイルをようやく実現できる時代になったからだろう。シリーズ前作と比べてもアクション・シーンでは(じゃないシーンでもだが)伝家のワイヤー・ワークと併用したCG合成カットが激増(主にスローで)。それが動きの流れを寸断してまでもいちいち挟まれるのはちょいと異様なほどで、このモンタージュは映画というより漫画に近い。しかし、さほど映像リズムを損なうでもなく強引に纏めるのは流石ツイ・ハークだし、リアルさに乏しいペラペラなイフェクトでも「この絵が欲しいんだよ!」という欲望に漲っているのが素晴らしいじゃないか。

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ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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