1990年代の東京。日本の大学に通い、就職のため猛勉強したジェイクは明調新聞の入社試験に臨んだ。
答案を最後まで記入できなかったものの、彼は入社することができた。
その後、ジェイクは警察担当記者となり、厳しい上司、詠美の下で仕事を始める。
夜の街に繰り出す中でジェイクは佐藤という千原会の若いヤクザに遭遇、またオニキスというクラブのホステス、サマンサと出会う。
焼身自殺現場に遭遇してから数週間たった。
ジェイクは仕事量の多さに苦労し、上司から叱られてばかりでなかなか記事を載せてもらえない。
下着泥棒のネタを追うことになったジェイクは、刑事の宮本から泥棒などいないと言われ、その言葉を信じて記事を書く。
しかしそれは嘘の情報であった。そんな中、サマンサがジェイクを佐藤に紹介すると、意外にも2人は意気投合する。
組長の戸澤は東京を見下ろす高級ホテルのスイートルームで医師から治療を受ける。
一方ジェイクは片桐と会うために彼の家を訪ねる。
片桐はジェイクを戸澤組へのガサ入れに同行させ、戸澤組の組員3人を逮捕したが、ガサ入れはジェイクが期待したものとは違っていた。
佐藤と親密になっていくサマンサだが、ジェイクと2人で食事に行きお互いに自分のことを話すようにもなる。
千原会の中にいるであろう内通者が、石田に関する噂を流しており、その内通者を見つけるために協力してほしいとジェイクは石田に依頼され、片桐にその件を調べてほしいと頼む。
ジェイクと詠美は自殺した女性の夫から話を聞き、ヤクザが返済能力のない者に強いていたからくりを知ることになる。
これで取材の糸口がつかめたと思われたが……。
片桐はジェイクに千原会の内通者の名を教え、ジェイクが石田にその名を知らせると、石田は感謝の印としてジェイクにヤミ金事件のヒントを与える。
千原会の本部で、石田は誰が内通者だったか明かし、佐藤に銃を渡して彼を殺せと言う。
一方ジェイクは銀行員の杉田と会う。
杉田の勤める銀行はヤクザが経営するヤミ金とつながっていた。
佐藤に教えられた情報によって、ジェイクは戸澤組が密輸する麻薬がその日の午後に空港に到着すると知る。
情報があっても動くなと片桐に言われたジェイクは宮本に相談し、それを知った片桐はジェイクに対して怒りをあらわにする。
一方、佐藤はサマンサが抱える問題を解決するために動き始める。
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