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355 (2022):映画短評

355 (2022)

2022年2月4日公開 122分

355
(C) 2020 UNIVERSAL STUDIOS. (C) 355 Film Rights, LLC 2021 All rights reserved.

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

斉藤 博昭

ワールドワイドな攻防に、一人また一人とエキスパートが加わる

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

冒頭、南米で強力な兵器が盗まれ、早くもワールドワイドでスリリングな攻防を予感する。CIAからドイツ情報局、中国エージェントも入り乱れ、その展開とともに新たな人物が活躍のポイントになる流れは王道エンタメの安心感アリ。5人の関係性、その思わぬ変化は、女性集団の作品では『オーシャンズ8』より『ハーレイ・クイン〜』に近いか。

J・チャステインを中心にアクションもそれぞれ大健闘。それだけにもっと彼女らの信念、プライド、熱い思い、あるいは痛快さ、カッコよさを伝えてほしかった。S・キンバーグ、プロデューサーの才能は認めます。でも脚本家としてやや疑問。そして監督にはやはり向いてないのか…と今回、痛烈に実感。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

一周してB級ノリを楽しむ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

プロデューサーも兼ねたジェシカ・チャステインは、女性中心のスパイ映画を目指したようだが、仕上がった作品は彼女が主演した『AVA/エヴァ』にも近い残念なテイスト。しれっと復帰作となったファン・ビンビンなど、ライバルだと思っていたエージェントたちが、どんどん仲間に加わっていく「少年ジャンプ」感は楽しいが、それなりのキャストとそれなりのスタッフを寄せ集めても、凡庸な脚本や緊迫感のない演出、美術やアクションシーンに至るまで、センスのなさが目立つ。そんななか、後半に追い詰められたペネロペ・クルスの芝居が異常に臭く見えるなど、一周してB級ノリを楽しめるので、★おまけ。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

クールだけどタフすぎない、このさじ加減が技アリ

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

全員女性の『ミッション:インポッシブル』を作りたい-----と思ったのが、自身も女性である主演のジェシカ・チャステインだったところがポイント。なので登場するのは、女性がカッコイイと思う女性スパイたち。それぞれ得意分野を持ち、バイクの名手もITオタクもいて、格闘能力も高いがエレガントなドレスアップも得意で、パーティでの社交術には女性ならではのテクニックも駆使する。クールだがタフすぎない、このさじ加減がきっとチャステインの技。男優の配役や恋愛の描き方にも、女性陣の意見が反映されているのではないだろうか。ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴら、スパイを演じる女優たちがみな楽しそうなのも気持ちいい。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

ゴージャス感たっぷり

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

”オーシャンズシリーズ”を彷彿とさせるオールスタースパイサスペンス。
仕掛け人のジェスカ・チャスティン以下、キャリア抜群の頼れる多国籍キャストが見事に揃いました。
そんな彼女たちが世界を股にかけて活躍するということで、見ているだけそのゴージャス感が楽しくなります。
監督のサイモン・キンバーグは監督作品こそ、これで2作目ですが、脚本家として、プロデューサーとして多くのアクション、サスペンス大作に関わってきただけあって、抜群の安心感があります。せっかく揃ったのですから続編も見たいですね。

この短評にはネタバレを含んでいます
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