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「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」第2話:極悪非道なニーガン復活!敵集団に血の雨降らす

今週のウォーキング・デッド

 海外ドラマ「ウォーキング・デッド」で活躍したマギー&ニーガンの後日譚スピンオフ「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」の第2話「敵の正体」では、ニーガンが久々に凶暴ぶりを発揮! 新たな敵・クロアチア人とニーガンの関係性も明らかになる。(文・平沢薫)

※ご注意:本記事はネタバレを含みます。「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」第2話をまだ見ていない方はご注意ください。

極悪非道なニーガン復活

 ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)はやっぱりこうじゃないと! ふてぶてしい笑みを浮かべ、ジョークを言いながら、残酷非道な行為で相手を恐怖に陥れる。そんなニーガンの真骨頂を、久々に堪能させてくれるのが今回のエピソードだ。

 ニーガンとマギー(ローレン・コーハン)が出会った集団が、クロアチア人(ジェリコ・イヴァネク)の部下たちに襲撃された時、ニーガンは階段の上から階下にいる敵の集団を見下ろし、ジョークを言いながら、捕虜にした彼らの一員の頭部でガラス窓を何枚も割る。そして、喉を切り裂き彼らの頭上から血の雨を降らすと、さらには腹部を切って内臓を振り落とし、最後に死体ごと突き落とす。すると敵は、恐れをなして引き下がる。ニーガンがこういう姿を見せるのは久しぶり。やっぱり、彼にはこういう凶悪な行動が似合う。こんなニーガンらしいシーンがあるのも、このキャラクターの魅力をよく知るジェフリー自身が、本作の製作総指揮に参加しているからかもしれない。

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 しかし、あくまでこれはニーガンのパフォーマンス。そのシーンの前に、彼はマギーとの会話の中で「俺が怪物になるのは、やむを得ない時だけ。仲間を守るためのパフォーマンスだ」と語っている。その観点からこれまでの本家シリーズでの彼の行動を振り返っても、なるほどそうかもしれないと納得がいく。

 この会話の中で、クロアチア人とニーガンの関係性も詳しくわかる。クロアチア人はニーガンに救われて「救世主」に参加し、組織の拷問係になった。しかし、彼があまりに残虐過ぎるため、ニーガンが始末しようとするも失敗。その後、クロアチア人は消息不明になっていた。おそらく、今はニーガンを恨んで殺したがっている。となると、マギーの息子ハーシェル(ローガン・キム)を誘拐したのは、ニーガンをおびき寄せるためかもしれない。ニーガンがマギーに協力したのは、それを察したからだろう。2人の目的はハーシェルの救出だが、その先にはニーガンとクロアチア人の対決が待っていることになりそうだ。

ニーガンを追う保安官、クロアチア人とのタッグ結成か?

 こうしたストーリーと並行して、時折映し出される植物が蔓延る廃墟のようなニューヨークのビル群の光景も目を奪う。ビルとビルの間の移動手段は、第2話までを見ると、どうやらビルの間に張り巡らされた金属製ロープを使い、滑車で移動するのが一般的らしい。ロープにぶら下がって見下ろすと、路上にウォーカーたちが無数うごいているという光景もインパクトがある。

 今回は、マギーとニーガンのドラマ以外にも、今後のストーリーに絡みそうな新たな要素がいくつか登場した。まず、マギーの息子ハーシェルは反抗期なのか、訓練をサボり、マギーとの関係もうまくいっていなかったことが分かった。この状況は、今後のハーシェルの行動に影響するかもしれない。

 また、ニーガンと一緒に行動していた少女ジニー(マニナ・ナポレオン)はマギーのコミュニティー・ヒルトップに馴染めず、ニーガンがくれたシャツを抱きしめている。彼女はニーガンを追いかけることを考えているのか? そして、ニーガンを追う連邦保安官パーリー・アームストロング(ガイウス・チャールズ)は、クロアチア人に捕まってしまった。保安官はクロアチア人と手を組むのだろうか? これからドラマがどうなっていくのか、まだまだ予想外の出来事が待っていそうだ。

「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」はU-NEXTで独占配信中(全6話、毎週金曜1話ずつ配信)

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