ヨーロッパ新世紀 (2022)：作品情報

見どころ

ルーマニア・トランシルバニア地方の村を舞台に描く社会派サスペンス。小さな村で起きた地元の住民と外国人労働者のささいな対立が、やがて大きなあつれきを生む。監督などを手掛けるのは、『汚（けが）れなき祈り』『エリザのために』などのクリスティアン・ムンジウ。マリン・グリゴーレ、『シエラネバダ』などのユディット・スターテ、マクリーナ・バルラダーヌらがキャストに名を連ねる。

あらすじ

出稼ぎ先のドイツで暴力事件を起こしたマティアスは、ルーマニア・トランシルバニア地方の村に戻って来る。しかし妻との仲は冷え切っており、彼の息子は森でのある出来事をきっかけに言葉が話せなくなっていた。元恋人のシーラだけがマティアスにとっての安らぎだったが、ある日、シーラが責任者を務める地元のパン工場がスリランカからの労働者を迎え入れたことをきっかけに、村人たちと労働者たちの間に溝が生じる。

映画短評

森 直人 ★★★★★ ★★★★★

世界の分断を「村」に圧縮した黙示録的傑作

キャスト

• マリン・グリゴーレ（マティアス）
• ユディット・スターテ（シーラ）
• マクリーナ・バルラダーヌ（アナ）
• オルソルヤ・モルドヴァン（デーネシュ夫人）
• アンドレイ・フィンティ（パパ・オットー）
• マーク・ブレニッシ（ルディ）
• オビテュ・クリサン（バチウ）

スタッフ

監督・脚本・プロデューサー

• クリスティアン・ムンジウ

撮影

• トゥードル・ヴラディミール・パンドゥル

プロダクションデザイナー

• シモーナ・パドゥレシュ

衣裳デザイン

• チレシツァ・クチュク

編集

• ミルチャ・オルテアヌ

音楽

• オリヴィエ・ド・フー
• コンスタンティン・フレアンク
• マリウス・レフタラチェ

エグゼクティブプロデューサー

• チューダー・レウ

共同プロデューサー

• パスカル・コシュトゥー
• グレゴワール・ソルラ
• デルフィーヌ・トムソン
• アンソニー・ミューア
• クリスティーナ・ベルジェソン

映画詳細データ

英題

R.M.N.

製作国

ルーマニア／フランス／ベルギー

配給

• 活弁シネマ倶楽部
• インターフィルム

後援

• 在日ルーマニア大使館

技術

カラー／シネマスコープ／5.1ch

(ユーロスペースほか)

リンク

公式サイト