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中島美嘉が家族の在り方、母性について考える

妻、そして家族とは。
妻、そして家族とは。 - 写真:尾藤能暢

 映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』で前作同様グルーの妻であり、仕事上の相棒でもあるルーシーの吹き替えを担当した中島美嘉が、本作で描かれる“家族のきずな”を通し、家族の在り方について語った。

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 大怪盗から“反悪党同盟の捜査官”という正反対の道に進んだグルーについて、中島は「仕事をしている時のグルーは、男らしくて本当にかっこいいですよね。ルーシーがグルーにべた惚れなのもよくわかります。私も演じていて感情移入できました」とグルーを絶賛。さらに、「新米ママのルーシーが二の足を踏んでしまうような、子供に対してはあまり言いたくないことでも、代わりに進んでビシッと言ってくれるのはさすがだと思います」とパパぶりにも高評価。

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 一方、中島演じるルーシーの魅力は、「ルーシーはたまに失敗することもあるけれど、本当によくやっていると思います。まだうまく娘たちとの距離感がつかめていない状況」とおっちょこちょいだがいいママになろうと一生懸命がんばっているところだと分析する。そんなルーシーの吹き替え作業について、「アメリカ本国とのテンションが違う部分もあり、最初はいろいろ悩みました。自分ではラストでルーシーが『私ママなんだ!』と感慨を込めて言うセリフが大好きで、演じていてちょっとウルウルして泣きそうになってしまいました」とルーシーの母性に感動したことを明かした。

 そんな本作最大の見どころは、「がんばり屋の新米ママのルーシーや、血のつながりのない娘たちをかわいがるグルー、そして家出してしまうけど、最終的にはグルーの元に戻って来るミニオンたち。それぞれが大切な“家族”の一員なのだと強く感じた」といい、“家族のきずな”を描いた感動作に仕上がっており、子供はもちろん大人も楽しめると太鼓判を押す。新しい家族の概念を感じさせる本作は、多くの人の共感を呼ぶに違いない。(文:平野敦子)

映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』は全国公開中

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