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入魂作『JUNK HEAD』急遽、拡大公開へ パンフも驚異的売れ行き

『JUNK HEAD』より
『JUNK HEAD』より - (C) 2021 MAGNET / YAMIKEN

 本業は内装業の堀貴秀監督が独学で作り始め、約7年をかけて完成させたSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD』が3月26日より封切られ、各劇場で満席続出。急遽4月2日よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの公開も決定した。監督自ら制作したパンフレットも購買率50%と好調な売れ行きを見せ、追加発注が相次いでいるという。

【動画】 『JUNK HEAD』予告編

 本作は、堀監督が原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽も兼任。総コマ数約14万、フィギュアはすべて手作りという入魂作。26日よりアップリンク渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで公開され、28日までの3日間で全国11館、動員3,473人、興行収入595万6,900円をあげた。客層は男女比6:4と男性がやや多く、20代~30代を中心に、学生やカップルも多く見られた。初日・2日目に4回実施した堀貴秀監督による舞台挨拶は全回満席に。ミニシアターランキングで第1位となり(興行通信社調べ・27日~28日)、映画とドラマのレビューサービス「Filmarks」では初日満足度ランキング第2位となっている。

 本作の舞台は、絶滅の危機に瀕した人類が地上で暮らし、地下には人工生命体が住む世界。環境破壊によって汚染された地上に住めなくなった人類は、地下開発を進める労働力として人工生命体マリガンを生み出すが、人類に反旗を翻した彼らによって地下が乗っ取られてしまう。それから1600年後、遺伝子操作により永遠の命を得た代償として生殖能力を失った人類は、新種のウイルスによって人口の30パーセントを失い、打開策として独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に、生徒が激減したダンス講師が名乗りを上げ、広大な地下世界の迷宮で冒険を繰り広げていく。(編集部・石井百合子)

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