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仲里依紗が自分を表現する理由

仲里依紗
仲里依紗

 アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第29弾『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』(7月30日公開)で、ゲスト声優に挑戦した仲里依紗。改めて女優という仕事について思うこと、昨年4月からスタートしたYouTubeの活動とのバランスについて語った。

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 今回の『映画クレヨンしんちゃん』はシリーズ初の本格(風)学園ミステリーで、全寮制の超エリート校に体験入学したしんのすけたちが、校内で次々と起きる怪事件の謎に挑む。仲が演じるのは学園のナンバー2のエリートにして、バリバリのギャルというアゲハ。もともと「ギャルが大好き!」という彼女は、「マジウケるんですけど~」などというギャル語を連発する役柄をナチュラルに構築する。

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 そんな仲は改めて女優という職業について、「言われたことを『はいっ』と言ってやり遂げる、いわばお利口さんな仕事だと思うんです」と実感のこもった一言。演じるということは、「求められたことをきちんと表現しなければいけない大変な仕事でもあって、みなさんいろいろな方法で息抜きをしているんじゃないでしょうか」と続ける。

 女優業では「演じる役は自分ではなく、私の身体を使い、自分自身の言葉ではないセリフを言う」ためか、本業以外に自身の感性を活かした映画監督や音楽活動をしたり、ファッションブランドを手掛ける人が多くいるのは確か。そんな彼女自身もYouTubeで活動していてチャンネル登録者数は141万人(7月21日時点)を突破、「企画も編集も、全部自分でやっています。感じたことや思ったこと、YouTubeでは自分を表現出来るから楽しいです」と充実した表情を見せる。

 女優と両立させる現状についても、だからこそバランスがいいと明かし、「YouTubeだけをやっていて毎日投稿していたら、逆にストレスになると思うんです。私には、(女優という)別の場があるので。しんちゃんと同じですよ! たまに意外といい言葉を口にして、それで締まる。私もYouTubeだといつもふざけているみたいに見えてしまいますが、女優としては真面目なところも見せておいてね」と楽しそうに笑う。

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 今回の劇場版ではいまバラエティ番組で引っ張りだこのフワちゃんチョコレートプラネットもゲスト声優として参加。本人役や“カス組の不良”役として大暴れし、作品を色々な角度から盛り上げる。そんな彼らと声優として共演する彼女自身、「YouTubeを観てくれていることが、私が出る映画も観てみようかな? と思うきっかけになるかもしれないですよね」と女優業にプラスの作用があることを実感している。

 「YouTubeは自分の好きなときに好きなものから、10分ほどで観られます。たくさんの人に私のことを知ってもらえる、素敵なツールだと思うんです」という彼女。YouTubeではハイテンションでぶっちゃけキャラな素顔、俳優業では声の演技でギャル役もなんなくこなす演技派だ。二足の草鞋をはきこなす彼女は今後、独自の道をどう切り開いていくのだろう?(取材・文:浅見祥子、写真:高野広美)

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