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上白石萌音、先輩の予言が的中?憧れの朝ドラヒロイン抜てきに「丁寧に演じたい」

お参りをするため、「たちばな」の和菓子をもって神社に出向く安子
お参りをするため、「たちばな」の和菓子をもって神社に出向く安子 - (C) NHK

 2021年度後期に放送される連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインの一人である橘安子(たちばなやすこ)を演じる上白石萌音がリモート取材会に出席し、朝ドラヒロインが決定したときの喜びを語った。

上白石萌音が朝ドラ初出演でヒロインに!「カムカムエヴリバディ」【写真】

 連続テレビ小説の105作目にあたる本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘の3世代親子が織りなす100年のファミリーストーリー。上白石とともに深津絵里川栄李奈がヒロイン役を務め、朝ドラとしては史上初めて3人のヒロインが物語のバトンと繋いでいくことになる。

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 劇中で上白石が演じる橘安子は、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」の看板娘で、あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子。戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に降りかかるも、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いにより未来を切り開いていく。

 撮影は3月中旬に始まっているとのことで、上白石は「今は毎日、撮影現場に行くのがうれしくて仕方ない日々を過ごしております」と笑みを浮かべる。「このチームは本当に明るくて、みなさんが朝ドラをいかに愛していらっしゃるのかをひしひしと感じます。脚本も素晴らしいですし、それを最高の形で届けようという熱意があって感動しています。お芝居がしやすい、ぜいたくな環境だなというのが第一印象です」と充実した表情を見せた。

 川栄とともに上白石は3,061名が応募したオーディションから選ばれ、ヒロインに抜てき。「もちろんヒロインは憧れで、お芝居をしている人みんなが一度は憧れる場所だと思います」とかみ締めるように語る上白石。実はヒロインに決まる前から、多くの役者の先輩たちに「萌音ちゃんはいつか絶対に朝ドラに出るよ」と言われ続けてきたそうで、なかには大阪放送局の制作で昭和が舞台の作品だと予言する先輩もいたという。「おこがましいと思いつつ、密かな夢として抱いてきました。すべて言い当てられていてビックリしています」と笑う。

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 ヒロインが決定したときは多くの人から祝福の声が届き、「それだけたくさんの方が楽しみにされているドラマなんだと改めて感じました」という上白石だが、とりわけ祖父母の反響がうれしかったという。「朝ドラが大好きで『いつか出てほしい』と言われていました。だから『生きがいができた』と言ってもらえてすごくうれしかったですね」と振り返る。

 さらに「日々必死ですが、監督を信じながら、ワンシーンずつ重ねているところです」と語る上白石。「これだけの長い期間、一人の女の子の人生を生きられるというのはなかなかない経験だと思うので丁寧に演じたい。振り返ったときに成長できたらと思います」とあらためて決意を口にした。(取材・文:壬生智裕)

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