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花村想太がウォンカに!『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版キャスト一挙発表

完全吹替版のキャスト陣!
完全吹替版のキャスト陣!

 ジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚(たん)となる映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版の製作発表会が11日、千代田区外神田の神田明神ホールで行われ、日本語版の吹き替えを務める豪華キャストが明らかになった。

【画像】完全吹替版!『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』製作発表会の様子

 ロアルド・ダールの児童小説を映画化した『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカがチョコレート工場を作るまでを描き出した本作。日本語吹替版では、通常のセリフに加え、劇中に登場する全13曲の楽曲も同じキャストが吹替を担当する“完全吹替版”での製作が決定。演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華吹替キャストが担当することになった。

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 この日発表されたキャストは、魔法のチョコレートを作り出す純粋無垢(むく)なチョコ職人である本作の主人公ウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)に、5人組男性アーティスト・Da-iCEのボーカルを務める花村想太。ウォンカの魔法を信じ、彼の相棒となっていく孤独な少女・ヌードル(ケイラ・レーン)に、6月29日の東京ドームライブをもって解散したBiSHのボーカルを務めていたセントチヒロ・チッチ。チョコが好きすぎて悪事に手を染め、ウォンカに迫る警察署長(キーガン=マイケル・キー)にチョコレートプラネット長田庄平

 謎に満ちたチョコレート中毒の神父(ローワン・アトキンソン)にチョコレートプラネットの松尾駿。ウォンカの夢を邪魔する街の実力者・チョコレート組合の長であるスラグワース(パターソン・ジョセフ)に、ミュージカルを中心に活躍する俳優・岸祐二。意地悪でがめつい宿屋の主人ミセス・スクラビット(オリヴィア・コールマン)に、レジェンド声優で歌手の松本梨香という布陣となった。

 さらにこの日の会見には参加していなかったが、関智一本田貴子石井康嗣平林剛斉藤貴美子早見沙織山本高広森久保祥太郎Lynn増子敦貴GENIC)という豪華声優陣も合わせて参加することが発表された。

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 会見に登壇した花村は「初めての吹替えということで緊張していますが、しっかりと世界観を伝えられるよう頑張りたいと思います」とあいさつ。続くチッチも「ウォンカの相棒として精いっぱい支えられるよう、わたしらしく演じていけたら」と意気込んだ。

 花村、チッチ、岸は本国のボイステストを経て、それぞれの役に抜てきされたという。配役が決まり「ビックリしました」と振り返った花村は、「自分が10代の頃から観てきた作品なので、その作品の一部になれるのは、幸せだなと思ったと同時に、テストがあるとのことだったので、資料をいただいてからは、自分でボイスメモを録ったりしながら練習をしたんですが、いざマイクの前で話すとビックリするくらい難しかった」と吹き替え声優の難しさを実感。「本番では、花村想太ではなく、ウォンカの歌として収録できたら」と決意を新たにしている様子だった。

 一方のチッチは「わたしもボイステストに緊張はしていたんですけど、でもすごくうれしかったので、ルンルンで行きました。ボイステストではヌードルという、女の子の人生を想像しながら吹き込むのがすごく楽しかったんですけど、(終わった後に)落ちたらどうしようという不安が押し寄せてきて。受かったと言われるまでずっとドキドキしていました」と振り返った。

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 さらに岸は「僕はわりとすぐに終わったんです。そういう時はどっちかなんですよね、絶対に受かるか、全然ダメか。でもお話をいただいた時は、舞台版『チャーリーとチョコレート工場』のけいこが始まっていたので、これは命がけで合格しなきゃと思った」と振り返った。

ウォンカ

 そして会見中には、武内や松本たちから、花村、チッチらに吹き替えのアドバイスを送られるひと幕も。まずは武内が「声優としての技術的なところはもちろんあるんですが、一番大事なのは本国の俳優と役の解釈を一致させること。今回ならティモシーがウォンカに対してどんなイメージを持っているのかを共有して、それをより日本人に楽しんでもらえるようなしゃべり方にするのが大事」と語ると、松本も「海外作品の実写の場合は、音もない状態のアニメとは違って、最初からできあがっているので。だから自分が一回ドラマを撮ったと思って。その役を演じたことがあるんだと自分をだますんですよ。ドラマを撮ったと思ってそのシーンに入りこめば、その人になりきれるじゃない。でも(そのドラマを撮った時は)音は録っていなかったので、アフレコをしていると思えばいいんじゃないかな。ドラマでも後から(セリフなどを)録音することもありますからね」とアドバイスした。

 さらに岸からは芝居とセリフの切り替えのポイントなどを解説。そのアドバイスにはチッチも花村、そしてチョコプラの二人も感心した様子。花村が「収録の前に聞くことができてよかった」と感激の表情を見せると、長田も「これはお金を払って講習を受けたいですね」とコメントした。(取材・文:壬生智裕)

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は12月8日より全国公開

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