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ギャレス・エドワーズ監督、再び怪獣映画を撮る可能性も 全編日本ロケに興味アリ

オール日本ロケの怪獣映画も夢じゃない? - 来日したギャレス・エドワーズ監督
オール日本ロケの怪獣映画も夢じゃない? - 来日したギャレス・エドワーズ監督

 SF映画『ザ・クリエイター/創造者』(全国公開中)を引っ提げ来日したギャレス・エドワーズ監督がインタビューに応じ、全編日本で撮影した映画に興味があることを明かした。

【画像】『ザ・クリエイター』でエドワーズ監督と再タッグを組んだ渡辺謙

 『ザ・クリエイター/創造者』は、“ニューアジア”と呼ばれる近未来を舞台に、高度なAI兵器を生み出した創世者の暗殺任務を遂行する主人公ジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)と、超進化型AIの少女・アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)の絆を描くSFアクション。撮影は、タイやベトナムをはじめとする8か国で行われ、日本でも渋谷のスクランブル交差点や新宿の一部でロケが行われた。

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 エドワーズ監督の日本愛が色濃く反映された本作。「日本には、ジョンとマデリンを連れて行き、車のフロントに特殊な装置を付けて撮影しました。東京で撮影した時間は、まるで『AKIRA』ようなアニメ映画の世界に紛れ込んだ感覚でした」と日本での撮影を振り返る。

 今年公開された『ジョン・ウィック:コンセクエンス』『グランツーリスモ』などの大作映画は、日本でも撮影が行われた。『グランツーリスモ』のニール・ブロムカンプ監督は「日本で撮影許可を得るのは、かなり大変でした」とシネマトゥデイのインタビューに明かしていたが、日本ロケのハードルは徐々に下がってきている。

ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる主人公ジョシュア - (C) 2023 20th Century Studios

 エドワーズ監督は「もっと長い時間滞在して、もっと映画を撮りたい」と全編日本ロケの作品に意欲を見せる。「プロモーションのために空港に降り立った瞬間から、ずっと窓の外を覗いて(日本の景色を)見ていました。日本での撮影が、ますます楽しみになってくるんです。日本全国が、巨大な映画のセットみたい。私が育った場所とは全く違う、近未来の雰囲気が漂っています」

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 「『ザ・クリエイター』では、三人のクルーに近未来のコスチュームを着てもらい、渋谷のスクランブル交差点をわたりました。通行人をややぼかして撮影すると、不思議なことに、一般人が衣装をきていなくても、あたかも近未来で暮らしているかのように見えてくるんです」

 意外にも、エドワーズ監督が日本で『ザ・クリエイター』を撮影していることは、誰にも気づかれなかったという。「深夜の撮影で、アニメキャラクターのコスプレ姿で酔っ払った学生さんと遭遇したのですが、彼は私たちを映画の撮影ではなく、SF映画のコスプレを楽しんでいる人たちだと思っていました(笑)」

 早くも次回作が期待されるエドワーズ監督。『モンスターズ/地球外生命体』『GODZILLA ゴジラ』といった怪獣映画を手がけてきたが、再び怪獣映画を撮る日はやってくるのか?「もちろん撮りたいです。すぐには実現しないと思いますが、ひたすら挑戦するのみです。私は怪獣映画から多くのことを学びましたし、それ以外のジャンルでも何か面白いことができるかもしれません」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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