シネマトゥデイ

試写会に当たった読者の皆さんから、たくさんの感想文をご応募いただきました。どの作品も個々の感動や思い入れがとてもよく伝わってきて、映画を観てない人はこれを読めば観にいきたくなること間違いなしです。今回は、その中でも編集部で特に評判が高かったもの3作品を紹介します!
掲載された方々にはFLiX特製ポストカード&カレンダーをお送りいたします。

 高橋かおりさん

 この映画は、安全で楽な生活を選びがちになっている自 分の生き方に、何か「はっ!」とさせられるものがあり ました。社会人になったときの初心や信念を思い起こさ せるような何かが・・・。 冒頭から続く緊張感と、イ ンタビュー後スタジオに広がる「良い絵」を撮ったあの 一体感、そしてそれを覆す強大な権力の壁に立ち向かっ てゆく生き方に、観ているこちらまで終始手に力が入りっ ぱなしでした。二人の主人公の生き方は個人の生き方と 社会全体を見ることの出来る識者だがら告発できたのか、 それとも自分を犠牲にしてまで不正を暴くことに結局は 彼等自身の個人を満足させるものであったからなのか、 悔しいけど、女にはわからない男の美学がそこに存在し、 繊細なのに強くて逞しい信念ともちろん目に見えない主 人公二人の友情もきちんと描かれていたと思います。 そしてなんと言ってもアル・パチーノの背中で魅せる人 生の豊かさに、改めていい俳優だなあ、とカッコイイと 感じる異性に対する嫉妬までしてみたりして、試写 後も 映画の余韻にしばらく浸ってました。 今年1番のお勧め 映画です。

Flix編集部:冒頭の一文にとても共感!知らず知らずのうちに忘れてしまっていることを、この映画は思い出させてくれますよね。「アル・パチーノの背中で魅せる人生の豊かさ」という表現は上手い! アル・パチーノは本当にかっこいい俳優です。


 荒木智彦さん

  淡々と進むこの映画になぜか引き込まれてし まった。それは実話に基づいたストーリーだ からかもしれない。ラッセル・クロウとアル ・パチーノの2人の演技はストーリーに引き 込まれるには充分すぎる程に圧倒される。 「セント・オブ・ウーマン」以来アル・パチ ーノ好きの私にはたまらない作品である。何 がいいってとにかくかっこいい。声もいい。 自分もこんなおやじになってみたいといつも 思わせる。 真実を公表しようとする2人の男と、それを 阻止しようとする大企業の緊迫感あるストー リーにはとても見応えがありました。自分の 身が危険になっても自分の信念を貫こうとす る2人には感動すら覚えました。自分も同じ 立場だったら実際そういうことができるかど うか疑問です。たぶん出来ないでしょう。こ の2人には今の自分にはかけているものを持 っている。それは勇気と信念。今の不祥事だ らけの官僚達に是非観て頂きたいたい映画だ と思う。そうすれば少しは日本という国が良 くなるかもしれない。そう思いつつ、自分も 少しばかりの勇気を貰った様な気がする。

Flix編集部:荒木さんの素直な感動がストレートに伝わってきて、とても好感が持てました。この映画を観て、自分にはできないだろうと思いつつ「少しばかりの勇気を貰ったような気が」した人はたくさんいるはず。本当に、一人でも多くの人に観て欲しい作品です。


 海野美智子さん

  ジェフリー・ワイガント博士(ラッセル・ クロウ)は気軽に人生を賭けられる若者でも、 全てを諦めきれる老人でもない。守るべき家 族、地位、職業を持つ普通の中年だった。  ジェフはたばこ産業の内部を知りすぎた善 良な科学者だったため、不当に解雇され、守 秘義務を楯に脅迫を受けていく。CBS報道 番組のプロデューサーであるローウェル・バ ーグマン(アル・パチーノ)は、ジェフに自 分の番組で内部告発者(インサイダー)にな ることを勧める。  信念を賭け脅迫にも屈せず、ジェフはロー ウェルと共にたばこ産業を相手に戦う。銃や 暴力ではなく、ジャーナリズムの力を信じて。 そこには、派手な銃撃戦もオーバーな爆発も ない。静かな、しかし熱い大人の男の戦いが ある。テレビカメラを通してジェフは言う。 「時には後悔することもある。しかし、もう 一度やれと言われたら、…やるだろう―」 やがて、二人の間に友情に似た、強い協力関 係が生まれていく。全ては順調に進んでいっ たように見えた。しかし状況は一変し……。  まるで上質のコーヒーのように、ほろ苦く、 深く、おいしい。砂糖やミルクが必要なお子 さま(実年齢じゃなくて)には向いていない かもしれない。 「生き方も背負ったものもすべて違う」と、 チラシのコピーは唱う。しかし、ジャーナリ ストとして、科学者として、たとえ立場は違 っても「信念」が同じとすることは、何より も魂の近い者達ではないだろうか。胸が震え るほど、かっこいい男達である。  この映画は実在の事件をベースに作られ、 登場人物、会社、団体名が全て実名である。 日本ではできない芸当だ。こんな所にもアメ リカ映画の強さを感じた。 「インサイダー」は二人いる。それはあなた が劇場で確かめてほしい。 

Flix編集部:いろいろな角度から、とても的確に映画の魅力を捉えていると思います。「まるで上質のコーヒーのように~」という例えがユニークでいいすね。実名を出している潔さはまさに脱帽。私も海野さんと同じく、アメリカ映画の底力を痛感しました。
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