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『タイタンA.E』記者会見

ゲイリー・ゴールドマン

会見日:7月17日
帝国ホテル

配給:20世紀フォックス

何度も来日しているゲイリー・ゴールドマン監督。昔は西船橋に住んでいたこともあったそうだ。会見は終止にこやかで質問にも丁寧に受け答えしてくれた。

 

Q

(アイスリング)氷のシーンがとてもリアルだがCGを制作する時に苦労したことは?

G

 (ゲイリー・ゴールドマン監督:以下G)確かにあのシーンはとてもリアルだね。

全てのシーンにおいて言えることだけど、最初に絵コンテを作るんだ。あのシーンについてはジョージ・ルーカスのところからスペシャルチームを呼んだんだ。最初に彼等はラフな動きだけを作る、それに僕らが肉付けをしてそれを又彼等にフィードバックするのさ。

ジョージ・ルーカスのところのスタッフはみんな若いんだ。一番歳をとっている人が28歳というぐらいだからね。その若いチームが情熱をもって作ってくれたんだ。彼等はライブ・アクションが主でアニメーションは初めてなんだ。

彼等にとっては新しいチャレンジでもあったので、すごくはりきってやってくれたんだ。だからあのシーンはとても素晴らしいものに仕上がったと思ってるよ。鏡のテクニック…つまり鏡に映ってどこにいるかわからい…っていうのは前にも作ったことがあるけど、今回の鏡のシーンは映像的に2000年の鏡のシーンと言っていいと思う。これだけの鏡のシーンは他にないと自負しているよ。

Q 『サンベリーナ』、『アナスタシア』と回を重ねるほど、3Dのシーンが多くなっているが通 常の2Dのシーンとの使い分けはどうしているか?
G 『アナスタシア』では映画の中で60%はどこかでCGを使っているんだ。

『タイタン…』に関して最初のプランは物語のなかの数十パーセントを3DCGを使おうと思っていたんだ。だけど、実際に動き出すと日進月歩で新しいプログラムが作られていった。結果 的には87%はなんらかの形でCGを使うことになったんだ。『アナスタシア』は題材は時代物だったが、『タイタン…』は1000年先の話なのでCGを使いやすいシチュエーションでもあるわけだ。

CGIは映画作りにおいて素晴らしい威力を発揮するけどこれは一つの道具にすぎない。この映画の完成4ヵ月前にこれ映画のソフトをつくっている会社が又新しいソフトを開発して、そのソフトはさらにいいということで、取り直ししたのさ。結局200シーンを差し換えたんだ。ソフトウェアの技術は撮っている最中にも3ヵ月ごとに技術が変わっていくんだ。ずっとおいかけていたら一生映画は完成しないね。
Q

今回の声優の顔ぶれは蒼々たるものだが、それぞれの声優ぶりはどうだったか?

G ドリュー・バリモアはとても魅力的だね。

そして、マイクロフォンとの相性がとてもいい。彼女は4歳の時からこの世界にいる。そのキャリアをこの作品で十分に生かしてくれたよ。彼女も企画やシナリオに入れ込んでやってくれた。

ビル・プルマンに関してはとても面白いキャスティングだ。
彼の役は非常にダークな部分を持っている。だけど実際の彼を見るとかれは非常にナイス・ガイでこういう暗い面 をもった役は彼はいままでやっていなかった。彼の役どころを悪い人間のまま終えるか良い人間になるか最後までぼくらは議論したんだ。この映画のテーマは希望を大事にしようというのが全体のテーマとしてある。人間の魂は死なないんだ。彼は最初はドレッジに魂を売り渡しているが最後に改心して心をとり戻すほうが映画のテーマにあっていると思ったんだ。 ビル・プルマンのナイス・ガイのイメージはこの映画で壊れなかっただろ?

マット・デイモンはルックスもいいし才能もある。
彼はライターでもあるから、こっちからも意見はどんどん出してくれとお願いしたんだ。彼はそれに答えてくれ、企画にかかわった気持ちでいろいろないい意見を出してくれたんだ。いまや彼はこの映画の一部になるくらいの役割を果 たしたと思うよ。彼は大スターなのにえばるようなところが少しもないんだ。

ネイサン・レインは映画界でも大スターだし、ブロードウェイでも大変なキャリアがある。彼の役も彼のイメージを知っている人にはびっくりされるキャスティングだと思うよ。最後は裏切って、悪者になるからね。彼はこのプリードという不思議なキャラクタに生命感を与えた。プリードというキャラクタはいつも自分ではエレガントに生きているつもりなんだ。だけど、いったいどういうエイリアンなのかよくわからない。つかみどころのない役を演じるんだ。彼はそれをセリフの言い回しを面 白く、魅力的に、映画を見ているお客さんを楽しませる人物にしたてあげたんだ。彼のベテランとしての能力がそうしたんだね。

ジョン・レグイザモはアメリカでは実力のあるスターコメディアンだ。
だけど、ちょっと今回はシリアスな役だ。レグイザモは33歳でそんな歳でもないけど、ピーター・ローレル風にこの役をやりたいと、彼のものまねをしながら言ってきたんだ。だけど実際セリフを言うとすごくキャラクタにあっている。彼はこのキャラクタをいきいきさせるため、セリフの変更を申し出てきたりしたんだ。

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

『タイタンA.E』
配給:20世紀FOX
2000年アメリカ
8月12日公開

 

 

 

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