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私が保険金をかけて、彼を殺せない理由in USAの巻

第8回ぶらりバスの旅~パート2~「バスを待つのが怖い!」の巻

                             

森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り, 現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々が続く。

 みなさーん!! 事件デース

ボーイフレンドと、楽しいドライブにシュッパーツ!の、数秒後に、それは起こってしまいました。

 近所のメキシカンの子が、スケボーにのってそりみたいに、超急斜面 を滑走しているのを目撃したBFは、車をとめて、その子たちの方へ…。おいおい、何するつもりだよ、と思ってれば、とめる間もなく

「にいちゃんがカッコイイもん見せちゃる」

 と言って、いきなりスケボーに…。立ったままいきなり滑り出したわけです。むろん、ジャッキー・チェンでも、プロのスケーターでもなんでもない、ただのアメリカ人の彼は、当然のことにムッチャクチャ勢いよくバランスを崩し、ジャッキーに殺された悪役並みのスタント(?)でコロコロコロと転がっていったのです。

 しかも、みなさんが想像しているような、みの虫コロコロでなくて、立ったままでんぐり返し(ハンド無し)状態。 メキシカンの小粒たちがボー然としてる横で、非情な私はそのおマヌケぶりに、腹を抱えて笑っておりました。

ダッシュで坂を下っていった小粒たちに抱えられて帰ってきた奴は、なぜかスマイル。なんだー平気じゃん、と思いつつ、車に戻ってしばらく走った後、ハッと気付くと、、、、、、、泣いていた!! しかも真っ青。これは、もしや…ヤ、ヤバいのでは。そして、私が見た彼の足は、4、5倍に腫れ上がって……。

 ふつうならここで、救急車でERッてとこですが、ただのアメリカ人、特に若いただのアメリカ人は、あんまり保険に入っていません。(保険に入ってれば、救急車もERの費用も出るのですが)

 そして彼も例外ではなかったわけで、カウンティーホスピタルという、公立の病院の救急に行くことになりました。 日本では、みんな国保ってものに、少なからず入っていて、事故ったらすぐ救急車なんていうのは、当たり前ですよね。

ところがどっこい、普通のお家でも、アメリカではなかなか保険に入ることが出来ない人がけっこう多いわけなんです。

 保険料がむちゃくちゃ高いためです。だから、もし、救急車でも呼んで、普通 の病院のERに入ろうものなら、膨大な額をとられちゃう。そこで、みんなそのカウンティーホスピタルへ行くのです。そこなら、10分の1ぐらいの料金、もしくは、ただなんて事もあるし、ほんと大違いなんですね。でも、料金が安いからといって、ヤブ医者とかでは、断じてありません。ボランティアで働いていらっしゃるような、すばらしいお医者様ばかりなのです。

  ちょっと話は、変わりますが、先日お話しした、タクシーの運転手にボコられ、さらに、彼に撥ねられて、対抗斜線からきた車にも轢かれて両手両足を骨折したスーパー不幸なAちゃん。日本なら、確実に、いや私だったら涙ながらに、「救急車呼んで下さー−い」 叫ぶでしょう。 …が!!その時Aちゃん歩道まで這って行って通 行人に頼んだことは、友達に、電話して迎えにきてもらう…!!だったのです。

 そして、数分後、電話を受けて飛んできた友人に連れられて、やっぱりAちゃんも、カウンティーホスピタルへと行きました。 また女の子も、例外では、ありません。酔っ払いにプールに投げ込まれたFちゃんは一人暮らし。異変にきづいたのは、次の日で、足は、パンパンで歩けない。

電話もない、Fちゃんは、2日間!!その足のまま、部屋の外に向かってHELP!!HELP!!と叫び続け、隣室の人から、うちに電話があり、私は、すっ飛んでいきました。もっとも彼女は、幸いなことに、アメリカ人ではなく、スウェーデンからの留学生だったため、旅行者保険で、普通 の病院のERにつれてく事が出来ました。

日本に、いた時、部活で、ちょっとけが人が出たら救急車、お腹が痛いと救急車、、、、なんて、気軽に、呼んでいた私。日本は、本当に恵まれた国だ−−。国保バンザ−ムイ!!とつくづく思い知らされたのでありました。

 さて、話は、戻って、しくしく泣いてるボーイフレンドをのせ、ERへと、車を飛ばす私。そして、そこには、壮絶な、ドラマが待っていたのでした。

森田まほ

                             

来週に続く…

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