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『WASABI』製作発表記者会見

製作・脚本:リュック・ベッソン 
監督:ジェラール・クラヴジック 
出演者: 広末涼子 ジャン・レノ ミシェル・ミューラー
5月1日 都内・帝国ホテル

『レオン』『ジャンヌ・ダルク』などの大ヒット作を数多く手掛けるフランスのリュック・ベッソン。彼が製作&脚本を手掛ける新作『WASABI』は、ベッソン作品でもお馴染みのフランスの大スター、ジャン・レノと広末涼子が共演するエンターテイメント大作だ。
パリで活躍する問題刑事ユベール(レノ)が、生涯でただ一人愛した女性ミコの訃報を聞き日本を訪れる。謎の美少女YUMI(広末)と出会ったユベールは、やがて恐るべき陰謀へと巻き込まれていく……。監督は『TAXi2』のジェラール・クラヴジック。レノの相棒役には同じく『TAXi2』のミシェル・ミューラーが扮する。公開は2002年の春の予定。

 



 

ジェラール・クラヴジック:みなさん、こんにちは。これほど多くのジャーナリストのみなさんにお集まりいただいて、とても感銘を受けています。何を言ったらいいのか最初はわからないので、私の周りの友人から先に話をしてもらいたいと思います。こうして日本に受け入れていただいたことに感謝しています。

  広末涼子:今回こうして、国の違う人ですけど同じ芸術を作る、作品を作る方々と出会えてとても幸せです。しかも日本を舞台に、フランスも一緒にできてとても幸せです。ぜひ観て欲しいと思います。また違う涼子も見られると思うので、よかったら観てください。
  ジャン・レノ:多くの方々にこうしてお目にかかることができて、とても嬉しく思っています。この前来たばかりなので、自分の家に戻ってきたという感じがしています。本当に今日は多くの方々に集まっていただいて、ありがとうございました。
  ミシェル・ミューラー:こんにちは、みなさん。もっと多くの方がいらっしゃると思ってましたが、集まっていただいて嬉しく思っています(笑)。何人ぐらいいらっしゃるのかな? 数を数えやすいように、二人づつまとまっていただけますか? 
  クラヴジック:ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、ミシェルはフランスではコミカルな俳優として知られています。
  ミューラー:日本でのキャリアはこれから積ませていただきます。今私はフランスのユーモア、そして日本のユーモアについて勉強しているところです。
フランス語での撮影は大変ですか?
 

広末:フランス語は第二外国語で取っていればよかったなと後悔しました。単位 が難しかったりとかでチャイニーズと迷って、フレンチは独学でいこうと思ってたんですが時間がなくてできなくて。英語すらしゃべれなくて今回の現場は大変だったんですが、監督をはじめ、みなさんやスタッフの方々、もちろんうちのマネージャーも協力して勉強する時間をとってくれました。ホームステイをさせていただいて、1ヶ月、それから撮影でも1ヶ月勉強させていただきました。 あと、みなさんはもう見ての通りとても優しくて、作品に対してもとても情熱的。とにかく幸せですね。友達とか家族とかがわかってくれるのは当たり前だけど、新しい出会いができて、それはみんなのおかげだと思っています。まだ公開は先なので、それまで気を抜かないで頑張りたいです。

髪の色が随分明るくなっているように感じるのですが、それは役作りのためですか?
 

広末:不良みたいだとかコギャルみたいだとか言われるんですけど、そういう子たちって今の時代の最先端をいってる子たちだと思うので、私もまだまだ勉強中です。私は女の子でまだ20歳なので、ミシェルには負けないぐらい日本の笑いを追及していけるかなと思うんですけど(笑)。

 
Q 

フランス語で何か一言お願いします。

  広末:ボンジュール、ジュ・スイ・リョウコ、メルシィ(フランス語で)。すいません、ヘタで。
Q  日本でも撮影を行うということですが、日本が舞台であるということをどの程度意識していらっしゃいますか?
  クラヴジック:日本で撮影するからには、そこに出てくる登場人物も本物でなければならないと考えました。私は既に何年か前に日本に来たことがあり、また今回の撮影のためにまた戻ってきたわけですが、日本で撮影するからには本当にこの映画が日本らしい、本物であるように努力しています。この映画が現代のフランス人が、今の日本に投げかける視線であることは確かです。それがこの映画のテーマではありませんが、現代のフランス人が日本をどのように見ているかという点は、映画に表れていると思います。 それから広末さんのフランス語に関してですが、彼女は本当によく勉強していて努力をしてくれました。そして今では信じられないほど進歩して、フランス語で演技をしているのを見ると本当にフランス語ができるようになったと思います。そのためにかなり努力をしたんだと思います。
Q  日本での撮影は大変規制が厳しいと思いますが、そういった日本の外国映画に対する姿勢などについてどのように考えていますか?
 

ベッソン:確かに日本は外国からの撮影を受け入れるということは、あまり習慣になっていないと思います。フランス語の言い方ですが「生卵の上を歩くように」注意して、慎重にやらなければいけないという感じをもっています。しかし日本の方々に私たちのやりたいこと、熱意を真剣に話して充分な説明をすれば、そして日本にある規制にこちらから合わせていこうとする気持ちで向かえば、本当にいろいろなことができると思っています。

特に今回私たちに大変礼儀正しく迎え入れてくださった3つの会社に私は感謝しています。第一に、高島屋百貨店はデパートの中での撮影を許可してくれました。同じく撮影を許可してくれたカシオ株式会社、そして今私たちがいるこの帝国ホテルの経営陣にも感謝します。実はこのホテルの中で撮影が行われるのは今回が初めてだそうですね。私が初めて帝国ホテルにやってきたのは10年程前のことなんですが、その時は今回のような記者会見をここで行いました。私はそれ以来、ここで撮影をしてみたいと思っていたんです。本当にありがとうございます。

規制があるのは当然ですが、パリやロサンゼルスといった街が世界中で有名になったのは、それがさまざまな映画の撮影されたからだとMOいます。日本の観光局の方にもそれを意識していただきたい。こうやって撮影された映画は世界中を旅していきます。人々がいろいろな都市を発見していくことが大切で、都市は撮影されなければ世界とコミュニケーションを取ることができません。映画によって日本文化や日本の方々が、外国に紹介されるようにと私は願っています。

  Q ジャン・レノさんと広末さんのお互いの印象を教えてください。またお互いに過去の作品を見たことがありますか?
 
レノ:私は広末さんの出演作を見ていない。というのも、この映画のこの人物を演じている広末さんを私は見たいわけで、他の映画からの影響を受けたくないと思っているからです。こういう風にすれば、今回の撮影に関してもまっさらな気持ちで向かうことができると思ったのです。彼女と一緒に仕事ができるということに関してはとても喜んでいるし、全然問題はありません。毎日少しづつ、二人で関係を構築していっているんだ。
  広末:(突然泣き出してしまう)
  レノ:(広末の肩を叩いて)とても上手くいっているよ。それがみなさん、見ていてわかるでしょう?
Q  今回の映画が決まった時の気持ちはどうでしたか?
  広末:最初は、夢を叶えるのと自分を守ってくれる人たちのためと、なんとなく負けん気とでした。でも勝ち負けじゃないし、最初からナンバーがつけられないのはわかっていたので……。話すことないです。
ぜひ広末さんからジャン・レノさんの印象を語ってください。
  広末:パパみたいです。
Q  ジャン・レノさん、日本語で一言お願いできますか?
  レノ:いらっしゃいませ、こんにちは!(日本語で)
Q  これまでの撮影中のエピソードを教えてください。
  広末:全ては映画を観てもらえばわかると思うし、過程が結果 を導いて、結果が過程を作っていく、それで次に進んで行くのだと思います。だからエピソードは特にないですね。でも、エピソードが映画になっていて、私はリュック・ベッソン監督の『レオン』がすごく好きで、ジャン・レノの演技も見て、それがきっかけでいろんな監督さんや俳優さん、プロデューサーの方を知って映画を観るようになりました。このみなさんのことは映画では知っていたけど、やっぱり会ってわかることもあったし。 今、こういう風に敬語をキレイに使えているのは両親のおかげだと思うし、学校のおかげだと思うし、でも友達と話すときは汚い言葉だし。汚くないんだけど(笑)、それもナチュラルでどれも正しいし誰も間違ってないと思うし。このカメラがたまに怖いと思うことがあって、嫌いだと思うことがある。大好きなのに……。どれも本物だと教えてくれたのは、このみんなです(涙ぐむ)。
  レノ:撮影中なので、まだ本当にホッとな状態だから距離を置いて映画のことを考えるということができる状態じゃないんだ。映画が出来上がってからは分析をすることはできると思うけど、ご覧のように今ちょうど真ん中にあって本当に身近なものなので、広末さんもモロイ状態です。撮影が終わってから、またいろいろお話できると思います。
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