シネマトゥデイ

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ハリウッドなモーテルに泊まろう!(リザベーション編の巻)

【第34回ジャマイカ旅行…恐怖の落とし穴!(恐怖のケツ星人の巻) 】


                             

森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り、現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々であったが、ある日アメリカ人の青年と結婚。その後予定外の妊娠をするが、無事出産。現在はグリーンカードを取得すべく待機中。

 とある夜…。疲れきっておうちに帰って、ベッドにバタンキュー! のはずが、あれっ。なんか敷いてる。私の下で声がする。

「アウチッ」 な、なんだなんだなんだー。驚いて、電気をつけると私のベッドにイカチイにーちゃんが寝てるじゃないの。

「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

家中に響き渡るような叫び声をあげてハッと見ると、私の部屋のソファにも、リビングのソファにも男が寝てる。これは一体。ルームメイトのジェスは、友達とベガスに行ってるし。ころされる。犯される。いやああ。 すると私の叫び声を聞いて、もう一人のルームメイトであるフィリップ兄さんが飛び出してきた。

「どうしたんだ。いったい」

「どうしたもこーしたもねー!こいつらだよー!」 というと、

「あ、これ俺の友達。オーストリアからきたんだ」(フィリップはオーストリアから来た留学生です)

なんだそうか。それにしてもなんでこの人達私の部屋で寝てんの?! とフィリップに食ってかかろうとすると今度は、バスルームのドアが。そして、ええカラダしたお兄ちゃんがバスタオル一枚まいて出てきやがった。まだいやがったのか!? 

噴出しそうな鼻血をせき止めながら、唖然とした私は、即座にこの家から出ていくことを決めた。こんな、男クセー酒クセーたばこクセークセークセー家にいられるかいっ。

「私の部屋で泊まってもいいけど、おひとりさま一泊20ドルくれ」

ちょっと、高めにふっかけてみたのに、へへんオーストリアのにいちゃん達はあっさりOKしてくれちゃったのよ。さっすがFROMオーストリア。ハリウッドの野郎どもとは違う。すれてないねー。まだ青いなー。

というわけで、一人20ドル×4人分ってコトで、一泊80ドルいただける私は早速モーテル(ホテルじゃありやせん。安いモーテルっす)を探し始めた。嬉しーなっ嬉しーなっ、ルームメイトとの暮らしも楽しいけどやっぱり一人は気楽だもん! こんなことでもないと、一人でゆったりできることないし。

とはいっても、ハリウッドのモーテルになんか泊まったこともなく、困った私はまずは手当りしだいモーテルに電話してみることにした。 それにしてもハリウッド周辺の、モーテルのオヤジ達は怪しげな英語で、

「ねえちゃん、うちはあのジャニス・ジョプリンが死んだんでっせー」 やら、(これを言ったモーテルはちなみに3件ほどあった)

「うちは、ドラッグ全盛時代に、ジョン・ベルーシやらがラリッて荒らした部屋が」 やら、

「先月号のタイムに乗ってた、『挫折して首をつったある若手俳優の最後』あれうちで起こったよ」 と、そんなこと知りたくもねーよ!!っつーネガティブなことばっかりアピりまくり、挙げ句の果 てに、私の名前を聞いたとたん、 「一泊90ドル」 などと法外な要求。くそお、日本人だからってなめよって。じじい、電話帳には75ドルからって書いてあんぞっ。と、威嚇すれば、

「おー。ばれたね。クレバーガール。ホントは75ドルよ」

全く、えげつないオヤジどもであるのだ。 結局私は、ジャクソン5が泊まったという朝食付きで60ドルというチープなモーテルに泊まることにした。

そうすれば、浮いた20ドルで、なんか食えるし、しかも、ここケーブルテレビ付きで100チャンネルも見れるというじゃない。TVも見れない貧乏な生活をしていた私は、小躍りして仕度をしたのでした。ハリウッドの安モーテルがどんなもんかってコトも知らずに…。

                             

来週に続く…

お知らせ:月刊フリックスでまほちゃんが、「好き勝手クロスレビュー」の連載を始めました。ハリウッドのカリスマビデオ店員マイケルのちょっと辛口レビューも要注目!


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