シネマトゥデイ

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ニコール・キッドマン独占 インタビュー
『ロミオ&ジュリエット』のバズ・ラーマン監督の新作『ムーラン・ルージュ 』。時は1899年。パリのナイトクラブを舞台に、魅惑的なヴィジュアルとポッ プ・ミュージックを組み合わせて、哀しいラヴストーリーを描く。ニコール・キ ッドマンはムーラン・ルージュの売れっ子スターで、パリで最も有名な高級娼婦 を演じている。

自分自身を本当にさらけださなければできなかった

- あなたにとってこの映画の撮影でもっとも大きな挑戦はなんでしたか。ま た、 ミュージカルを演じることに対しての恐れはなかったでしょうか? 
N 恐れなんてものは何もなかった、っていうのもこの役が決まった時、うれし すぎ て興奮したわ。シドニーでの撮影、ユアンとの共演、バズが監督の仕事なんてと ても あり得ないでしょ。大変だったと言えば、シドニーに着いて脚本の読み合わせを する時に、ただ台詞を読むんじゃなくて、私達は実際に歌わなくちゃいけないわ け。「どうか音程が外れてませんように」って祈るような気持ちだったわ(笑 )。だから、みんなと向き合って、自分自身を本当にさらけださなければできな かった。でもそれが、バズの素晴らしいところでもあるのよ。撮影の早い段階か ら実際にいろいろ挑戦していたから、撮影が始まったときすごく楽に演じること ができたの。その頃には何をするにも心の準備が出来ていたわ。ユアンとは、2 週間のワークショップに参加したんだけど、最初の2日間で、これから私達を待 ち受ける様々な試練に向けて、大親友になろうって約束したのよ。
みんなで私の持ってる家に住んで いたんだけど、あれは、演劇学校だったわね
- それでは、ワークショップに参加して、映画の全てのシーンについて研究し た のですか?
N そう。まるで演劇学校に戻ったようだったわ。歌のクラスに、ダンスのクラ ス、 それからお茶飲んで休憩して、即興劇をしたり……。みんなで私の持ってる家に 住んで いたんだけど、あれは、演劇学校だったわね(笑)。
イングリッド・バーグマンや、モンローや、ディートリッヒに夢中なの
- 役者として、台詞を読むことで感情を表現するのと、歌やダンスを通して感 情を表現するのとではどのような違いがあったのでしょう? 
N それは、正直素晴らしい質問だわ。それこそバズが、この映画で実現したか った ことなの。私達は歌が始まったとたんに、映画が中断して、終わったら、再び映 画のな かに観客が戻るような作品にはしたくなかった。彼は、歌やダンスで、物語も、 ラブ ストーリーも感情も生かし続けたの。そうすれば観客もあきないでしょう。この 映画 についてまだ聞いたことがない感想は、「つまらない」って言葉よ。ユアンとの タン ゴのシーンや、その他のシーンでの、嫉妬や、愛とか強い感情の音楽を通じた表 現方 法はパワフルで素晴らしかったわ。"come what may"をお互いの耳もとで囁きあ う ラブシーンがあって、実際は囁く代わりに歌ったんだけど、そんなシーンすらど うい うわけか簡単に作られてしまうの。ユアンと私は、「毎日、お互いに歌いかける 現場ってなんて楽しいんだろう」って言ってたわ。
- お気に入りのミュージカルや、ミュージカルスターはいますか。
N リタ・ヘイワースね。ただ「ワーオ」の一言に尽きるわね。美しくて、カリ スマ 性があって、天才的なダンサー。同じパフォーマ−として、呼吸するのも忘れて しま うくらい圧倒されるわ。昔は、それほど興味を持ってなかったんだけど、今は、 イン グリッド・バーグマンや、モンローや、ディートリッヒに夢中なの。彼らは、み んな、稀に見る才能の持ち主だと思う。 
バズはこの映画を「ポスト現代風ミュージカル」と呼んでいるの
- ミュージカル黄金時代の作品は、たくさん観ましたか。また、あなたの台詞 に 対してその頃の作品とこの作品にはどのような共通点を感じますか。 
N ほとんどの作品を観たわ。でも、マドンナとの関係も切り離せないわね。と いう のも、バズはこの映画を「ポスト現代風ミュージカル」と呼んでいるから。2 度、3度 観れば、この映画の中の役柄やいろんなところで、様々な作品や人物を参考にし てい るのが、たくさん見つけられると思うの。私自身、演じている間は彼女の本心を つか むことに必死で、それほど意識しなかったけど。バズは、私に対して、彼の思っ てる こと全てを押し付けなかったわ。どんなシーンでも「やってみろよ」って、好き なよ うにやらせてくれて、そんな環境で演じることが出来たのはとても楽しかった。
(ジェーン・シンクレア/訳 森田まほ)
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