シネマトゥデイ

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ニコール・キッドマン
ニコール・キッドマン独占インタビュー

アザーズ
4月27日公開
公式サイト:http://www.others-jp.com/index2.html
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
舞台は1945年のイギリス。古い屋敷にグレース(ニコール・キッドマン)と彼女の2人の子供たちが暮らしていた。ある日、3人の召使を屋敷で雇う事になったが、彼らが来てから屋敷の中で奇怪な物音や超常現象が起き始める。

昨年はトム・クルーズとの離婚で何かと注目を集めたニコール・キッドマンだが、私生活でのゴタゴタが嘘のように、女優業はこの上なく充実している。『ムーラン・ルージュ』でオスカーに初ノミネート。続く『アザーズ』では全身で恐怖を表現し、新境地を開拓した。人生で最も辛い時期を乗り越えた今、彼女は実力と強さを武器に自由に羽ばたこうとしている。

スクリーン上で恐怖を演じるのはみんなが思っているよりもずっと大変なことだと思うわ

──『アザーズ』を拝見しましたが、心底ゾクゾクするような怖い作品でした。あなた自身もホラー映画のファンですか?
ニコール・キッドマン(以下K) ええ。怖いのは大好き! リアクションをハッキリ表すことができる映画が好きなの。それが涙であれ、笑いであれ、映画館へ行ってお金を払う価値のあるものが観たいわね。

──この作品では非常に苦労したと言っていましたね。その理由は?
K ほとんど全てのシーンで変化の幅が大きい演技をしなくてはいけなかったからなの。スクリーン上で恐怖を演じるのは、たぶんみんなが思っているよりもずっと大変なことだと思うわ。だって、観客に信憑性を持ってもらうためには、神経を集中して体全体で表現しなくてはいけないでしょう。しばらくすると、もうクタクタになっていたわ! それにある程度、自分の潜在意識にも影響を与えていたと思うの。夢や心にもね。

 

子供たちと共演することで、見慣れた世界を新たに発見することができたわ

──あなたが演じたグレースというキャラクターは、非常に冷酷で実際のあなたには似ても似つきませんね。神経質で気難しい役だったのでは?
K ええ。でも、私はグレースに子供たちに対する愛情を表現させたかったの。だから監督には、映画の中で起こることは、全てがグレースの子供たちに対する愛情、たとえそれが執拗なものであれ、愛情のために行われたことなのよってずっと言っていたわ。

──共演した子供たちとは、本当に親密そうに見えましたね。
K そうよ。子供たちとの共演は素晴らしいものだったわ。だって、彼らの目を通して物事を見つめることができたんですもの。子供たちと共演することで、見慣れた世界を新たに発見することができたわ。“アクション”“テイク・ツー”なんてことでさえ、子供たちにはわからないの。彼らに一から教えてあげなくちゃいけない責任が、私にはあったわ。監督と子供たちと一緒に演技する私たちに全員にね。とても楽しかった! 彼らの目を通して、映画作りのプロセスを見つめることができたんですもの。


みんなには本当に怖い思いをしてもらいたいわ

──『アザーズ』を観た観客に何を感じて欲しいですか?
K みんなには本当に怖い思いをしてもらいたいわ(笑)!

──大きな作品よりも最近では小さな作品での成功が多いですね。こういった小作品で観客に受け入れられていることに満足していますか?
K 『アザーズ』は規模の小さな映画だった。最初に契約を交わした時は、こんなにヒットするとは思っていなかったの。きっとみんなの興味を引くような要素があったのね。とても嬉しいことだし、まったくの予想外なことだったのよ。

1人の人間として自分自身のことを内省する中で、自分の強さを発見していくんだと思うわ

──ここ最近、人生で一番大変な時だったと思いますが、それを凛として乗り越えてきましたね。その強さはどこから来るのですか?
K うーん、自分は強くないんだって思った時期もあったわ。それどころか、本当に弱い人間なんだって思っていたの。

でも、私は2人の子供がいる母親で、彼らには私が頼りなんだって思ったら、頑張らなくちゃいけないと悟ったのよ。自分の殻に閉じこもって世間から隠れているなんて、私にはできなかったわ。人生って旅路のようなものだから、自分でしっかりと受け止めなくちゃいけない。

自分の身に起こった出来事を乗り越えることを学ぶのも、人生の1つよ。誰にだって、悪いことが起こる時期があるでしょう。いつかこの時のことを振り返って、こう思うと思うの。

“ああ、あれはなんて幻のような出来事だったんだろう”って。1人の人間として自分自身のことを内省する中で、自分の強さを発見していくんだと思うわ。

今はそれを理解しているつもりよ。自分で思っていたよりも、私は強い人間なんだってね。究極なことを言えば、“英知”ってそこから来るものでしょう?

(レニー・イコール/訳 南舘聖子)

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