シネマトゥデイ

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ジョージ・ルーカス/リック・マッカラム
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』来日記者会見
 他の映画を撮りたくてうずうずしているので『エピソード7』は絶対にないよ 
この夏最大の話題作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の公開を7月13日にひかえ、去る6月24日、東京パークタワーホールにて監督のジョージ・ルーカスとプロデューサーのリック・マッカラムがプロモーションのため来日した。もの静かで気難しい印象のルーカスとは対照的に陽気で社交的な印象を受けるマッカラム。2人のクリエーターがデジタル技術の可能性や2人の仕事の役割分担などを語った。
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
惑星間に広まった分離主義運動と強力な企業同盟は銀河系に対する新たな脅威になっていた。パルパティーン最高議長(イアン・マクダーミド)は劣勢になっているジェダイを支援するために共和国の団結を認可した。
日本公開: 7月13日
(日劇1他、全国)
上映時間: 2時間22分
配給: 20世紀フォックス映画
(C)Lucasfilm Ltd. & TM All Rights Reserved. (C)Lucasfilm Ltd. & TM All Rights Reserved. Digital work by ILM.

ルーカス:また日本に来ることができて大変嬉しいよ。
マッカラム:今回で5度目の来日なんだ。日本に来ることができて嬉しいよ。日本にはデジタル上映できる映画館が10館あると聞いてとても嬉しく思ってるんだ。


Q:『エピソード2』の中で一番気にいっているシーンは?
マッカラム:今回はヨーダが歩いたり、ジャンプするだけじゃないよ。闘うんだ。撮影もこれが一番大変で苦労したんだけど、一番充実感があったシーンでもあるんだ。
ルーカス:オビ=ワンが毒矢を探しにカフェを訪ねるシーンがあるんだけど、料理人がいたりしてとても気にいっているんだ。アメリカン・グラフティ時代の自分がいるような気がするんだ。


Q:『エピソード2』を日本の子供にどう感じてほしいか。
マッカラム:この『エピソード2』を観て、悪いことをすればそれなりの報いがあるんだということを理解してほしいな。
ルーカス:人に復讐したいとか、権力を得たいとか、そういった心を人は押さえなければならないということさ。


Q:作品のなかで最も難しくチャレンジしたと思われる部分は?
ルーカス:ソニーの製のHD24pカメラという新しい機材を導入したけど、これは思ったほど難しいものではないんだ。スムーズにいったよ。いままでやってきた撮影のスタイルを変えないで、できたので何の心配もいらなかったよ。僕にとって一番のチャレンジは“デジタル・ヨーダ”を作ったことかな。今までのヨーダのイメージを壊さないようにしなければならなかったので、これが一番難しかったよ。
マッカラム:僕のチャレンジはとくかくルーカスの言っていることについていくということかな。毎回彼は新しいシーンやキャラクターを考えだして来るので、明日もまた何か新しいことを言ってくるのかと思うとゆっくり寝ているヒマもなかったよ。


Q:「スター・ウォーズ」という作品が世界中の人々から世代を越えて愛され続けている秘密は?

ルーカス:「スター・ウォーズ」のモチーフが地球上で何千年も生きてきた神話に基づいているからだと思う。遥か彼方の昔から大人達がたき火を囲んで子供達に語りついで来た神話の精神が現代に生きている。それが人々を感動させ、これほどポピュラーになれたんじゃないかな。

Q:『エピソード1』ではパドメの衣裳はオリエンタルな衣裳だったが今回は?
ルーカス:パドメは『エピソード1』の時は権力を握っている上位の人だったのでフォーマルな服装だったんだ。今回は議院で、アクティヴな場面が多かったのでカジュアルな服装になった。それだけだよ。


Q:アナキン・スカイウォーカー役にヘンデン・クリステンセンを選んだ理由は?
ルーカス:何百人もの若いアクターと面接したんだ。我々が求めていたものはまず、俳優としての技量が十分であるということが第一条件だったんだ。彼はそれについてはクリアしていた。そして彼は少年のようにナイーヴな面があるかと思うと、ダークな一面も見せる。これは、この先の話にとってとても重要だったのさ。


Q:新しい画期的なカメラ(HD24p)にこだわった理由は?

マッカラム:我々は長年に渡って映画製作に携わっているが、常に新しい技術の開発を念頭に入れて製作しているんだ。これまで、ビジュアルエフェクトからサウンドまで全てデジタルで処理してきた。唯一デジタルでやってこなかったのが撮影と映写なんだ。今回あえてこのデジタル製作を完璧にするために撮影から映写までをデジタルとして完成させたいと思ったんだ。このカメラによってルーカスは完璧な自由を得たんだ。この作品には2200のショットがある。それらは全てなんらかの形でデジタル処理をしているんだ。撮影はとても楽になったよ。そして、実際に撮影した映像そのままに観客に観てもらうことが出来るようになったということがデジタルカメラのを使うことの大きな意味だと思う。


Q:音楽担当のジョン・ウィリアムズとどういったことを話し合って音楽を作っていったのか?
ルーカス:彼とは映画全体について理解しあった。そのディスカッションの中でこの場面はこういうムードだよ、と伝えながらやってきたんだ。細かく分割しながら、オーケストラをどうするかディティールを話し合ったんだ。それは数日間で終わったよ。彼はそれを元に美しい曲を作るんだ。そして僕は、ロンドンに行って初めてオーケストラで演奏するのを聞いたんだ。彼とは30年一緒に仕事しているのでこの段階で何か変更を加えたりすることはないんだ。今夏は「愛のテーマ」という曲が気にいっているよ。いままでこういうタイプの曲はなかったからね。

Q:『エピソード3』で本当に終わってしまうのでしょうか?『エピソード7』は?
ルーカス:『スター・ウォーズ』以外の映画をやりたくてうずうずしているのでそれはありえないよ。


Q:ライトセーバーに色々な色があるが意味があるのか?
ルーカス:特にルールはないんだ。アバウトに分けるとグリーンとブルーはいい人。赤は悪い人だね。サミュエル・L・ジャクソンだけがパープルなんだ。


マッカラム:それは彼(サミュエル)がどうしてもパープルがいいっていうからなんだ。彼には従わなきゃね。


Q:旧3部作に比べると技術的な自由度は格段に違うようだが自分自身変わった部分は?
ルーカス:旧3部作当時はあの当時できる技術の範囲内で作った。技術的に無理のあるものはあえてやらなかったんだ。今回のようにヨーダが飛んだりするようなところは避けて作った。それは自分の計画通りなんだ。


Q:ジャージャー・ビンクスは活躍するの?
ルーカス:『エピソード1』ほどは活躍しないよ。ちょっと脇役かな。僕はキャラクターから話を作るのではなく、ストーリーの中にキャラクターがいるという作り方をするからね。


Q:監督(ルーカス)のお子さんが出演なさっていると聞きましたが?
ルーカス:子供はこういった映画に出たりするのが好きなんだよ。彼らが喜ぶのであれば、出してあげたいと思ったんだ。それに撮影中は彼らがセットに遊びに来たりするんでちょっと出してみたんだ。娘はナイト・クラブのシーンで、息子は図書館のシーンでちょっと顔を出しているんだ。


Q:次回『エピソード3』では旧作で出てきたルーク、ハン・ソロ、レイア姫などは出てくる?
ルーカス:とても若いルークは登場するよ。ハン・ソロ、チュワッカが登場する可能性はあるけど今は何とも言えないな。

Q:『エピソード1』がDVDになった時、劇場公開版とは違う内容でした。『エピソード2』や旧作がDVD化される時そういった変化はありますか。
ルーカス:デジタルの使い方で変化が出て来るんだ。フィルム撮影されたものもデジタル処理されるとやはりクオリティが上がるよ。そういった面での違いは出ると思う。


Q:次回作でアジア俳優を使う予定は?
ルーカス:今回ジェダイ役でアジアの方は何人かいるんだよ。映画の中でそういったパートがあれば使う可能性は十分にある。


Q:ルーカス監督から見たマッカラムさん、マッカラムさんから見たルーカス監督はどんな人でしょう。
マッカラム:本当のことは聞きたくないと思うな。

ルーカス:僕は昼間働いて彼は夜働くからあまり彼と会う機会はないんだ。僕らがいい関係を保てるのはリックはどんなことを言ってもそれを必ずそれをやってしまうからなんだ。彼は決して「できない」とは言わない。それは一見不可能に思えることでもね。軽くやってみるよと言うだけなんだ。
マッカラム:僕らの周りには常にもっとしなくてはいけないことが山積みなんだ。だけど、ルーカスはそれが出来るだけの環境を整えてくれるからね。だから本当に仕事がしやすいんだ。

Q:今回デジタル・ヨーダを作った技術でデジタルヒューマンを作る予定は?
ルーカス:デジタル・ヒューマンはすでに出ているよ。スタントマンにできないような戦闘部分はデジタルヒューマンを使用しているんだ。しかし、それと演技をさせることは違うんだ。そればかりはやはり生の俳優じゃないよできないよ。人間似たキャラクターを作ることとパフォーマンスさせることはまったく別の次元なんだ。


Q:ライティングが美しかったが……

ルーカス:デジタル処理には絵に色乗せていく、ペインターという仕事が重要なんだ。我々は専門のペインターを雇ってるんだ。この人達はライティングのことだけを考えていればいい専門家なんだよ。各場面でライティングの設計をするんだ。だから全編を通して非常に美しいライティングなんだ。

 

 

 

 

 

 

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