シネマトゥデイ

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岩井俊二監督の待望の最新作、『花とアリス』。キットカットのCMでもお幼馴染みのハナとアリスの初々しい10代の恋を描いた本作で、ハナを演じたのは映画・舞台・ドラマ・CMで大活躍する鈴木杏。 大好きな先輩に近づくために思わぬ嘘をつく大胆な一面を持つハナを好演した彼女が、映画のことから今の自分についてあますことなく語ってくれた。




■ 何でも遠慮なく言い合える、ハナとアリスの距離感 



Q:最初は遠くであこがれの先輩の写真を撮っていたり、先輩のいる高校に入学して同じ部活に入部するなんてけなげでありながら、思い掛けないチャンスが訪れた時に、突拍子もない嘘をつく大胆さををあわせ持つ”ハナ”という役は、杏ちゃんの実年齢に近い役だったけど、自分に似ているなぁ、という部分はあったのかな?

A:ハナはちょっと変わった女の子なので、共感というよりは、あの発想と度胸がスゴイと思いました。あとハナとアリスの距離感はとてもいいものだと思いましたね。うらやましいなって感じました。お互い遠慮なく、なんでも言えてしまうし、それでお互いちょっと傷ついてしまうかもしれないけど、でも2人ともそれを受けとめあえる準備ができているというか。だから何を言っても大丈夫、みたいな。


Q:落語好きの宮本先輩も一風変わった高校生でしたよね。宮本先輩みたいなタイプは杏ちゃんとしてはどうかな? 気になるタイプ?

A:どうでしょう。なんとも言えないな。友達になりたいな、とは思いますね。結構変わった人は気になりますから。


Q:なるほど。ちなみに好みの男性のタイプとかは?

A:特にタイプというのはないです。個性がある人はいいな、って思います。


Q:アリスを演じた蒼井優ちゃんとは年齢も近いよね。彼女との共演はどんな感じだった?


A:優ちゃんとはとてもやりやすかったですね。彼女がいてくれたおかげで、とても安心できたし。まさに映画の中のハナとアリス、そのまんまという感じでした。今ももちろん友情は続いているけど、連絡は頻繁に取り合っているわけじゃないんです。急にぱっと連絡取って遊んだりって感じですね。そう頻繁に連絡とらなくても、もうこいつは大丈夫、みたいな存在らしいです。優ちゃんの中で私は。


Q:いい感じの絆で結ばれた2人なんですね。でも映画の中では宮本先輩をめぐって微妙な三角関係ですよね。もし蒼井優ちゃんと杏ちゃんで同じ人を好きになったらどうする?

A:うーん・・・・・・、お互いに、”譲る”という道は選ばないでしょうね。自分達でできる限りのことはやって、後は相手がどちらを選ぶか、って感じですかね。



■ 誰もいない早朝ロケ。少し寂しい?



Q:岩井俊二監督とは初めてのお仕事ということでしたが、現場はどんな感じでしたか?

A:現場に行くと「花とアリス」の雰囲気ができあがっているんですよ。だから無理せず、肩に力を入れることなく、自然にハナになることができました。


Q:映画は冬から始まっていたけど、ロケは大変じゃなかった? 杏ちゃんは寒さには強い方?

A:いやー、寒いのはダメですね。あとあの作品は、ほとんど朝の光で撮ったんですよ。だから撮影は早朝からだったし・・・・・・。大変でした。ロケをする私たち以外にはだ~れもいないところで朝早くから撮影したりして、寂しかったですね(笑)。朝起きて暗くて、誰もいないと。


Q:寒さはあまり得意ではないということで、好きな季節はいつですか?

A:初秋です。気候がちょうどいい感じなので好きですね。日射しは暖かいけど、風はちょっと涼しい感じで。



■ いくつになっても、まっすぐに演技と向き合える人になりたい



Q:これまで、テレビ・映画・舞台と大活躍だけど、これから挑戦してみたいことは?  たとえばエッセイや小説を書いたり、絵や写真などは興味ある?


A:全部、趣味ですね! 文章を書くのもすごく好きだし、写真を撮るのも、ものすごく好きだし、たまに絵も描くし。なんか機会があれば、表に出すこともあるかもしれないけど、今はまだ趣味でいいかな、って感じですね。まだ個人的なものなんです。もしかしたらそれを皆さんにお見せすることになるかもしれないですけどね。


Q:それはとても楽しみですね。ところで杏ちゃんは演じてみたい役はあるのかな?

A:ちょっと変わった、現実離れした感じの役なんか、挑戦してみたいです。まだ演じたことがない役の方が多いので、これって決めるのは難しいです。


Q:子役からずっとがんばっている杏ちゃんですが、もし女優の道を選んでいなかったら、今なにをしていると思う?

A:女優の道を歩んでいなかったら……。そうですね。イギリスに留学とかしていたかもしれない。うん。受験勉強に苦しんでいたり、バイトしたり、今の自分にはできないことをやっていたでしょうね。


Q:みんなが経験していることを自分もしたかったなぁ、と思うことはある?

A:確かにみんなが経験するようなことは出来ないけど、女優になって、自分にしかで きない経験もたくさん積んでいるから、とても楽しいです。


Q:一歩一歩確実に階段を登るように成長し続ける杏ちゃんですが、目指している女優さんはいるのかな?

A:目指している、というより大竹しのぶさんと松たか子さんのファンです。 舞台で、ものすごい熱いお芝居をするんですよ。全身全霊という感じの。それはとても大変なことだし、好きじゃないと、ここまでやれないんだろうなーって。私も”いくつになってもまっすぐに演技と向き合える人になりたい”って思いました。映画でもドラマでも舞台であっても、がむしゃらにがんばれる女優でありたいですね。



フィルムで見せた幼い雰囲気は影をひそめ、大きな瞳と落ち着いた物腰には女優としてのオーラが満ちあふれていた。良質な作品に出会い、確実にステップアップしている鈴木杏。がむしゃらにがんばれる女優であり、大人になりたいという彼女が、今後どう成長していくのか、これからも目を離すことができない。


(取材・文 斎賀 美香)




『花とアリス』は3月13日より全国東宝洋画系にて公開



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