シネマトゥデイ

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■まほちゃんの渡米事情

Q:まほちゃんはどういう経緯で渡米したの?

まほ(以下M):映画関係の学校へ行くことも考えたんですけど、私って基本的に勉強が嫌いなんですよ。だから学校に行くよりも映画を作ってるところを見れば、自分も作れるようになるんじゃないかって。

Q:それでアメリカに?
M:当時は大学生だったんですけど、いきなり親に黙って中退して。

Q:ご両親に内緒で!?
M:履修届出す日に仮病使ったんですよ。出さないと留年になるんだけど「留年になったら困るんで辞めます!」って。それで1週間後にアメリカにいる親戚の家に行きまして。一応、“2週間くらい遊びに行く”ってことで行ったんですよ。

Q:“てことで”ということは……?
M:向こうで不法滞在者になってやろうって思って。親戚には何も告げずに行きました。

Q:(やっぱり!) ちなみにビザはどうなったの?短期の予定で渡米したってことは観光ビザだよね……?
M:行ったときは普通の観光ビザでした。けど、長くいたいからとりあえず学生ビザ取んなきゃ! って。向こうってそういう人(不法滞在者)が多いから幽霊学校とかあるんですよ。ありもしない英語学校のような。私の場合、ネイルサロンで知り合った韓国人に紹介してもらって、その架空の学校が発行する学生ビザを取得したんです。

Q:お金払って?
M:その学校に月にいくらか払えばとりあえず6か月分はおりる。それでOK(笑)。

Q:ビザは解決したとして、住む所はどうなったの? 親戚の方もまさかまほちゃんがそんなことを計画してるとは思ってもみなかったんじゃ……
M:「永住したい」って言ったら、「されても困る」と言われました。それで、向こうのバーで知り合ったジェシカという女の子とすごく意気投合して、一緒に住むことになって。

Q:2人でシェア?
M:いや、ジェシカとその元彼と3人で。

Q:それはまた、何というか……。
M:もともと2人で住んでたけど別れちゃって。2人とも家は離れたくないけど、元カノと元彼。でも、私がいれば均衡が保てるってことで。

■まったく英語がわからないながらの初現場


Q:実際に映画の撮影に参加したのは?

M:親戚のツテで、N.Yで「ソプラノズ」って、いま話題になってる「哀愁のマフィア」っていうTVドラマの制作の、監督アシスタントの仕事があって。「まほちゃん英語話せる?」と聞かれて、「全然ペラペラです!」って。もちろんまったく喋れなくて英語の成績も悪かったんだけど、とりあえず行きました。


Q:入ってみてどうだった?
M:英語がまったくわからなかった! 「コーヒーを持ってきてくれ」すらわかんなくて。ほんっっとうに英語がダメで、まったく使えないアシスタントだった(笑)。

Q:大変でしたねぇ(笑)。その後はどうしたの?
M:すごく使えないアシスタントを2か月やって、ロスにまた戻りました。で、使えないながらも色々と紹介してもらって。その後に、ユニバーサルスタジオにある「ウィルスミス・エンタープライズ」っていう、ウィル・スミスが自分で作ったエージェントカンパニーがあるんですけど、そこのプロデューサーアシスタントを紹介してもらって。

Q:ウィル・スミスの? すごい!
M:でも、行ったら“コピー取り”や“文章に線を引く”とか、秘書のような仕事を任されてて。それを何か月かやってたら、そのプロデューサーが北野たけしさんと一緒に『BROTHER』を作ることになったので、ちょうど日本語の出来る私が手伝うことになって。

Q:それはどういう仕事だったの?
M:それもオフィスだったんですよ。結局はプロダクションの方で。でも、私は現場じゃないと映画作りはわからないと思って。何とか現場に出してくれるようずっとかけあってたら、衣装アシスタントのインターンが空いてると言われて。ただ働きだけど「やるやる、何でもやる!」って。そこからですね、現場で働けるようになったのは。

■まほ's エキストラ+PA生活 in L.A

Q:アメリカにいた2年間、ずっと映画の撮影現場を?
M:『BROTHER』が終わってからは、そのプロデューサーのオフィスを手伝ってたんですけど、どうしてもオフィスワークってやつが苦手で。自分でいろいろ現場を探しました。ハリウッドに住んでると、色んなところから情報が入ってきて、どこどこでPA(プロダクション・アシスタント)を探してるとか。ルームメイトもPAをやってたから。「まほやってみない?」って声がかかるたびに、役者でもエキストラでも、現場って聞けばすぐに行くようにしてました。

Q:どんなエキストラを?
M:ピンクやウータン・クランっていう歌手のプロモーションビデオです。ピンクの場合、エキストラをしながら制作してる現場を陰から見てたり。

Q:お金は全然出ないの?
M:エキストラの方が出ます。1日100ドルとかちゃんと保証されてて。逆にスタッフだと週に70ドルだったり……もうゴミ扱い(笑)。エキストラで“役者”として準備してる合間に、制作をどうやってやってるのか覗いたりして。それで随分勉強できたなぁって自分では思ってますね。

Q:じゃあピンクのプロモーション・ビデオに出演?
M:何ていう曲になるのか教えてもらえなくて、正確にはわからないんですけど私はパンクの女の子で、ピンクに肩でガッ! ってぶつかってガンを飛ばす役だったんです。

Q:やっぱり眼孔鋭い系だったんだ(笑)。色々なエキストラやPAとして入ったってことは、仕事は探せば見つかる?
M:そうですね。お金さえ気にならなくて、やる気があればいくらでも。映画関係の友達も増やせるし。いいかげんな奴が多いからキレたりもするんだけど、その輪に入って行くことが大切!


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■ これからロスへ行く女の子たちへ


 
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まほちゃんの初現場はN.Yで撮影された「ザ・ソプラノズ」。「マフィアといえど組織なのだから、そのボスは中間管理職のようなもの」というコンセプトで作られたこのドラマはアメリカの有料チャンネルHBOで99年に放送されて以来、大人気となったシリーズだ。
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ちなみに吹替え版では主役のマフィアのボス、トニー・ソプラノ(ジェームズ・ガンドルフィーニ)を渡瀬恒彦が好演。マフィアのボスが家に帰れば口うるさい妻や子供のしつけに悩むという普通の父親像を存分に発揮しているシニカルなコメディ。
 
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