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イケメン発掘調査隊<岡田義徳>

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普段はハリウッドのイケメンに力を入れている FLiXムービーサイトですが、国内にもイイ男はいるじゃないか! と(急に)思いたち、邦画イケメン発掘隊を発足! 国内であれば、すぐに御会いできるという利便性もあり、めぼしいイケメンには軽いフット・ワークで 御会いしてお話しを伺って来ます。第9回は「木更津キャッツアイ」などの話題ドラマへの出演や、『茶の味』、『ワイルド・フラワーズ』と公開作目白押しの岡田義徳さんです。中島哲也監督の『下妻物語』で主人公桃子が心酔する洋服ブランドの磯部社長役を演じました。






『下妻物語』
乙女派作家・嶽本野ばらの同名小説「下妻物語」を“写るンです”や“NTT東日本”といった数々の名CMを手がけたが中原哲也が映画化。ロリータをこよなく愛する主人公に深田恭子、地元ヤンキー役にティーンに絶大な人気を誇る土屋アンナと他にも個性豊かな共演者たちがインパクトを与えている。中原監督の映像センスが光る劇画のようなカット割りには要注目。
製作年: 2004年
日本公開: 5月29日
(シャンテシネ、シネクイント)
上映時間: 1時間42分
配給: 東宝
カラー
公式サイトhttp://www.shimotsuma-movie.jp/


嶽本野ばらの同名小説「下妻物語」を"写るンです"や"NTT東日本"といった数々の名CMを手がけたが中原哲也が映画化。斬新な映像センスが光る本作で深田恭子さん演じる桃子が憧れ続けるロリータ・ファッションブランド「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」の社長兼デザイナーを演じる岡田義徳さんにお話しを伺った。微笑みながら気さくに話す岡田さんは役とはまったく違うイメージで爽やかな好青年だった。
脚本や本人とはまったく違う、"岡田流"磯部社長?

Q.主演の深田恭子さんと土屋アンナさん以外の皆さんは、そう頻繁にスクリーンに出るというより少しずつ出てきては強烈なインパクトを残していく、という印象を受けたのですが。

A皆さん、かなり個性的ですね。でも、それがぶつかり合って消すのではなくて、要所々ですごくいい出かたをしていますので。

Q.岡田さん演じるBABY(深田さん演じる桃子の好きなブランド)の社長も、かなりのインパクトでしたが。
A.最初は普通の人だったんですよ。脚本上でもそうでした……けど、衣装を決めた段階で「この服を着るのは普通の人じゃないな」と僕の中でそう思ってしまって。絵作りの関係もあって、衣装がタイトなスーツに眼鏡、そして髪も個性的ですからね。これで普通に話したら違和感があると思いました。

Q.実際の社長は?
A.とんでもない! 映画の磯部社長と本物の磯部さんは全然違いますよ! 僕の"磯部社長"は、衣装が決まって撮影に入った時に、とりあえずやってみようかという話しになって出てきたキャラですから。実際の社長は本当にいい人。デザイナー兼社長さんですので、人の観点や、話していて面白い部分を感じました。

Q.実在する人物を演じるけれど、まったく別の"磯部社長"として役作りをされたんですね。最初はいかがでした?
A.正直、ちょっとわからない感じだったんですが、ああいう役になったときに自分の中で「これが出てきたか!」と思う部分がありまして。それからは役を楽しんでやりましたね。

Q.演じる上では?
A.男か女かわからないような、"中性的"なイメージでやりました。

Q.磯部社長のブランド<BABY THE STARS SHINE BRIGHT>のような、いわゆる"ロリータ"な人たちはどう思われますか?
A.う~ん、正直言うとそんなに興味は無いです。だけど好きな人は好きで、抵抗ある人はある。その人の個性だと思いますね。そういう意味ではロリータだからって言うよりも、自分の好きなもの、着たい服を着てるっていうことは素敵だと思います。

■ 桃子とイチゴはまさにはまり役

Q.ロリータ服に身を包む桃子役の深田さんとの共演はいかがでしたか?
A.ピッタリだと思いました。僕の中ではかなり不思議ちゃんだったので。

Q.ヤンキー役の土屋アンナさんは? 社長が突き飛ばされるシーンもありましたが。
A.迫力ありましたね。土屋さんとは初めてご一緒しましたが、肝がすわっている方で。すごく堂々としていたので見ていて気持ちよかったですね。

Q.深田さんと土屋さんは、まさに桃子とイチゴ?
A.桃子とイチゴは、今のあの2人じゃないと出来ないような役だと思います。2人ともはまってるし、やっていてとても息が合っていました。

■ヤンキーは"中途半端"じゃないのでカッコいい

Q.映画の舞台は茨城県下妻市。田んぼがあったり電車が1時間に2本という、いわゆる田舎でしたが。
A.僕は"田舎"というのが悪かったり、言いにくいとは思わないんですね。僕自身も緑の多い場所から東京に出てきましたし。僕は撮影が代官山や恵比寿だったので下妻に行った事は無いんですが、出来上がりを見ていい場所だと思いました。田舎は緑や川、星、そして町がきれいなんですよね。そこに住んでみないとわからないんだけど、都会に出ると自然のある場所の良さがとてもよくわかってくる。

Q.では、劇中に強調されて出てくるジャスコは馴染みがあったり?
A.ジャスコがあるのは都会ですよ! (地元には)こっちだと聞いたことないようなスーパーばかりで、ジャスコはありませんでしたから(笑)。

Q.ジャスコもそうですが、コテコテのヤンキーなど、なつかしいような馴染み深さが色々と詰まってましたが。
A. ヤンキーは好きですよ(笑)。僕が中学や高校の時はそれが普通でしたからね。中途半端に悪い奴よりも、よほど気合入っているだろうし。自分たちは悪いことをしているっていう意識は絶対あると思うんですよ。真面目そうなのに悪い人とか、そういう人よりはヤンキーってカッコいいと思いますよ。

Q.ヤンキー漫画や映画、(劇中にも出てきた)バイクのカスタムについてはどうです?
A.ビーバップハイスクールとか……男気系の漫画は好きでしたね。バイクはそんなに興味無いんですが、乗れたらカッコいいと思います。限定解除というか、1200ccのような大型車は羨ましい。カスタムはあんまり……ですが、車やバイクのコーティングはその人のお金のかけ方だと思いますね。でも自己主張をすごくしていて、それがとても伝わってくるので意外と好きですよ。見る方が、ですけど(笑)。


監督は細部までこだわりのある方で、野ばら先生は不思議な人

岡田義徳プロフィール

生年月日 1977年3月19日
岐阜県出身
特技:ドラム、DJ、家具作り
<映 画>
「偶然にも最悪な少年」
「ロッカーズ」
「ワイルド・フラワーズ」
<TV>
「カバチタレ」
「木更津キャッツアイ」

Q.桃子の鋭いツッコミと、随所に散りばめられた笑いのポイント。CGやアニメ……と、映像がとても斬新で"新しい"印象を受けたんですが、中島哲也監督とはどんな方なんでしょうか?
A.監督は……いい意味で、細かくて厳しい人。(評価の高いCMを多数手掛けてこられたということもあり)CM的な観念もあると思うんですね。CMは30秒の中にオチがある。それを監督は映画の中で、何分・何秒に1度オチを、という感覚で撮影をされたと思うので。「このシーンは……」と、かなり細かく言われました。

Q.原作者の嶽本野ばら先生には会われましたか?
A.はい。何て言いますか……不思議な方でした。外に出ていない、"in"な人なんだろうなって。だけど、別に壁を作っているわけじゃなくて……何て言うのか、本当に不思議な方なんですよ。こう、会ってみないとわからない不思議さを持っている方というような。

Q.『ワイルド・フラワーズ』『茶の味』そして今回の『下妻物語』と、3本もの公開作が控えている岡田さんですが、ご自身で楽しみにしている映画などはありますか?
A.そうですね……自分の出演作は楽しみというか、たくさんの方に観ていただきたいと思っています。日本映画自体面白くなってきているので、海外の映画に引っ張られないように日本の映画も頑張っていきたいし、観て欲しいと思います。


(取材・文:FLiXムービーサイト)

『下妻物語』は5月29日より全国東宝系にて公開。

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