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『下妻物語』は、ロリータ少女とヤンキー娘の友情物語を描いた新感覚ドラマ。舞台は茨城県の下妻という田舎町。ドラマ・映画にひっぱりだこの深田恭子が全身ロリータファッションで原付をかっ飛ばし、人気モデル土屋アンナが特攻服でガンをつけるヤンキー娘を演じる。脇役の顔ぶれもすごい! 宮迫博之、篠原涼子、小池栄子、阿部サダヲ、岡田義徳、荒川良々、樹木希林……全員が揃いも揃って激しく個性的なキャラクターで登場する。原作は乙女派小説家の嶽本野ばら。脚本・監督は中島哲也。彼の手がけたCM「サッポロ黒ラベル」の卓球バトルのごとく、深キョンが下妻名産のキャベツと一緒に宙に舞う。本当はロココ時代のフランスに生まれたかった茨城県下妻在住のロリータ少女、桃子を演じた深田恭子さんに話を聞くことができた。この日の深田さんはロリータファッションより少しセクシーな、黒の膝上ワンピースにブーツ姿で登場。「今までの映画で一番楽しんでできました」と話す深田さんに作品の魅力や撮影秘話を聞いた。

■ロリータファッションって服が、かわいいから自分に自信が持てる

―完成した作品を見ていかがでしたか?
女の子同士の友情とか、いろいろな要素が盛り込まれていて、なんかメルヘンだったりするけど、現実的だったりするし、すべてのバランスがとれているから誰もが楽しく見られる映画だと思いました。あとは、自分のファッションを貫こうという10代の女の子の気持ちに共感できる方が多いんじゃないかと思いました。流行のファッションを親に「そんな格好して!」と言われたりする人がいると思うので。私も「それは露出しすぎだ」とかよく家で言われたりしますし。

−深田さん自身はロリータファッションは普段着るんですか?
普段は着ないです。目立ちますし(笑)。でも可愛いと思うのでカチューシャとか靴下とか、ガウンとなどのファッションは取り入れたりしています。実際たくさん着てみて、ロリータファッションて、「この服は可愛いから、わたしは絶対可愛いんだ!」っていう自信につながる服なんじゃないかなと思いました。


―普段はどんな服を着るんですか?
いろいろな格好をしますね。ヒラヒラ系の日もあれば、ロック系の日もあるし、男の子っぽい日もあります。


―今日着ているワンピースも素敵ですね。
こういう少女ラインが好きなんですよ。このワンピースでもこれにヒールの靴を履いて、アクセサリーも小ぶりのものにすると大人っぽくなっちゃうと思うから、ヒールの低いブーツをはいてアクセサリーを大きめのものにするとか。そういう、大人になりすぎないのが好きですね。

■原付免許は筆記が大変!

―監督と共演者の方について教えてください。
中島監督は冷静な目でいろんなことを判断する方で、すごく才能がある方だと思いました。(イチゴ役の)土屋アンナちゃんはすごくいろいろな表情を持っていて、ほんとうに心からお芝居をしてましたね。(桃子が愛するブランド「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」の社長役を演じる)岡田義徳さんは、役のせいもあったと思うんですが、男っぽすぎず、役によってたくさんの顔を持っている方でした。他の俳優さんもお仕事をしたことがある方ばかりだったので、「今回はこういう風に演じるんだ」と思いながら撮影をしていました。


―この映画のために原付免許を取ったんですよね。試験はどうでしたか?
筆記試験が大変でしたが実地練習は楽しかったです。


―映画ではかっ飛ばしていて気持ちよさそうでしたね。
運転はいいんですよ。ただ標識とか譲り合う気持ちとかが苦手なんです…(インタビュー中の室内爆笑)。


―映画の中の桃子のマイペースな性格は深田さんの素ですか? 全くの演技ですか?
(即答で)演技です。でも、いる世界は遠くないと思いますね。桃子は原作の(嶽本)野ばらさんに似ていて、私は野ばらさんとすごく気が合うので、私も桃子と合うんじゃないかなと思います。友情に全てを求めてないってところとか。べたべたしすぎない友情が好きですね。

■運がいいんで……

―最後に。桃子はロリータのお洋服を買うためなら何でもする女の子ですが、深田さんはそこまでして手に入れたいものはありますか?
欲しいものとか、どうしてもこれ見たいとか、あんまりないんですよ。なくしたりしてもあきらめがいいんです。


―じゃあ、お家が火事になったら何を持って逃げますか?
なんだろう……それは究極ですね……そういう時はきっと現実的にたぶん通帳とかですね(笑)。でもまず火事にならないです(笑)。運がいいから絶対にならないです。

―桃子らしいお答えありがとうございました(笑)。
落ち着いた口調で、とても丁寧に答えてくれた深田さん。時々ぽろっと面白い事を言う深田さんは元々コメディエンヌの素質あり!? どおりで桃子が面白いはずだ。ロリータ少女とヤンキー娘の友情とだけ聞くと、ややキワモノ映画のイメージを持つかもしれないが侮ってはいけない。誰もがポップな映像にワクワクし、変てこなキャラに笑い、そして時にはグッとくる、後味爽快なキワモノムービーなのだから。
(文・取材:安田佑子)
『下妻物語』は5月29日より全国東宝洋画系で公開。

↑自らを「運がいい」と言いきる深田さん。
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  2. 2004年
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  4. 31日
  5. 深田恭子『下妻物語』独占インタビュー