ADVERTISEMENT

佐藤江梨子『キューティーハニー』独占インタビュー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア



1973年に誕生した永井豪原作のマンガ・TVアニメ『キューティーハニー』が実写とデジタル映像によって映画になった。脚本・監督を手がけるのは、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で永井豪同様、マンガ・アニメ界に伝説を作ってきた庵野秀明。学生だったハニーをOLにするなど多少設定を変えているが、「ハニーフラッシュ!」と叫び無敵のヒロインに変身して敵を倒すアンドロイド美少女・ハニーの世界は健在。90分の中で実写、アニメ、CGなどバラエティに富んだ映像表現も楽しめる、懐かしくもあり新鮮でもある映画だ。もちろんちょっぴりHなシーンも盛りだくさん。ハニー役は、グラビアアイドル、ドラマ&舞台女優、執筆業など、ハニーのごとく七変化の活躍を見せるサトエリこと佐藤江梨子。マンガの世界だと思っていたハニーのグラマラスボディを実現し、ハードなアクションシーンにも挑戦した佐藤さんに話を聞くことができた。

■庵野さんがほら、隠しなさい!って……

―佐藤さんは『キューティーハニー』の原作を読んだことはありましたか?
出演が決まってからマンガも読んでアニメも見ました。原作の方が戦うシーンとかの描写がハードでびっくりしました。私のハニーより原作は年齢が若いんですよね。原作のハニーは男の子を意識した子悪魔的なキャラクターっぽいところがあると思うんですけど、映画のハニーは性格がシンプルでピュアな感じです。

―同性の私が見てもドキドキするようなセクシー・シーンが結構ありました。
「この位は必要かな」というラインを庵野さんと話し合って撮っていきました。私も庵野さんもグロテスクな露出、みたいなのは好きじゃないので。『チャーリーズ・エンジェル』のキャメロン・ディアスみたいに、元気にセクシーな感じが出てればうれしいです。

-変な質問ですが……そういうシーンの撮影は緊張するものですか。
うーん……でも恥ずかしがって泣いてるようじゃハニーは務まらないじゃないですか。お仕事だし。あ。でも庵野さんの方が気にしてくれて、撮ってない時にジャンパーをかけてくれました。「ほら。隠しなさい!」って感じで(笑)。

-庵野監督優しいですね。監督に撮影中はダメ出しされましたか?
毎日でしたね。演技より難しかった。「即興で鼻歌歌って~」とか。(実際に鼻歌で)私が「ふんふんふん♪」て歌っても「だめ! それ聞いたことある。全く聞いたことない訳わかんないのやって」「もっと元気よく!」とか言うんですよ。だから私も(ちょっと泣きそうに)「ふんふーんふーーん♪」みたいな(笑)。

■コスチュームはぴったしなので太れません!

-(笑)。それと、人間を1コマずつ撮影して、アニメの動きを表現しようという「ハニメーション」という映像も独創的です。人間では不可能に近いポーズも、できる限り佐藤さん自身がこなしたと聞いていますが?
ポーズ自体は全部私がやりました。それから加工もしていますけど。私、生まれつき体が柔らかいんです。ただ、顔が後ろに回転しておしりと一緒の方向を向いているポーズがあって、撮影担当の摩砂雪(監督補)さんに、「これだけは無理。CGで加工しちゃってください!」って何度も頼んだんですけど、「それじゃ意味がない。3秒、いや、1秒でもいいからお願い!」と言われて頑張りました。

―あと見どころはハニーの七変化。映画でも佐藤さんがいろいろな衣装で登場します。一番のお気に入りは?
やっぱりハニーの戦闘コスチュームですね。

-着心地はどうですか?

いいですよ。ちょっと肩は凝るんですけど。ただ、ぴったりサイズで作ってもらったので撮影中私が太ったり痩せたりしていたのがよくわかりました。

-忙し過ぎて、ですか?
うーん。全然寝てない日が続いたんですよね。今回自分一人で主演、というのが初めてに近かったし、それはそれで気持ちいいプレッシャーではあったんですけど。

■私だって頑張ればかわいい!

―佐藤さんは、ハニーという役と出会って何か変わりましたか?
女性の見方が変わりましたね。昔はきれいな人っていいなーと思っていたけれど、この映画をやって「頑張っている女の人って面白いなー。いいなー」って思うようになりました。普段の私は自分で全然可愛いなんて思わないけど、この映画では可愛く撮ってもらってて、私だって頑張ってれば可愛く見えんじゃん、みたいな。

―筋金入りのハニーファンも、お手並み拝見とばかりに劇場に足を運ぶと思いますが?
寝かせないぞって感じですね。きっと楽しんでもらえると思います。
ソフトでおちゃめなイメージがあった佐藤さんは、答えに迷うことなくてきぱきと話してくれた。頭の回転が早く表情もころころ変わる。お願いしたらにっこり笑って右手をまっすぐ斜め45度に挙げ、「じゃ!」と映画の中のハニーの決めポーズをしてくれた。これも現場でたまたま庵野監督が「それ楽しいね」と気に入り、決め台詞になったとか。『共演陣は市川実日子、村上淳、及川光博ほか。ハニーの産みの親、永井豪がちょい役で出ているのも見逃せない。
スタイリスト:八杉直美
ヘアメイク:大森裕行
衣装協力:& by Pinky & Dianne
(文・取材:安田佑子)
『キューティーハニー』は5月29日より全国松竹・


↑長身でスタイルバツグン! 本日の衣裳は Pinky & DianneのTシャツ。着こなしもバッチリ!


↑ハニーの「じゃ!」は佐藤さんのオリジナル。再現してくれました。かなりキュート!

ADVERTISEMENT
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

おすすめ映画

ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT