シネマトゥデイ

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わたしのヨン様をもとめて? それとも仕事で新境地を開くため? はっきりした理由は本人にも謎のまま、直感だけを信じ、いきなり韓国へ留学した安田佑子のエッセイ連載開始です!

■韓国で韓国映画を観る!

 学校帰りの平日、学校の近くの新村(シンチョン)と梨大(イデ)の間にある「シネプレックス」なる劇場に出かけた。

ここはいわゆるシネコンで、複数の映画が上映されている。ラインナップを観ると、韓国映画が半数以上を占め、その他チャン・イー・モー監督の『ラバーズ』、ジャッキー・チェン主演の『80日間世界一周』、トム・ハンクス主演の『ターミナル』もやっていた。

が、しかし、ここはやはり韓国映画でしょう。

えーっとえーっと、言葉がわからないわけだし、日本語字幕も出ないわけだから、とにかくわかりやすそうなものはどれだろう・・・・?

と目に飛び込んできたのは野球のユニフォームを着たポスター。

タイトルは……しゅぽすたかむさよん?(一応ハングルを読むことはできる私)

むむーよくわからないが、これはきっと音の響き的にもポスターの写真的にもおそらくスポーツものだ(推測)。

■日本の半額の入場料

そして一階の劇場窓口でチケットを購入。タイトルと枚数を言って買うのは日本と同じ。

値段は7,000ウォン=700円くらいなので、日本の半額以下。なんとなくうれしい。もっと割り引き情報などもいろいろ集めよう。そして韓国は全席指定席が普通なので、人気のある映画なら早めに行って買えば並ばずに済むということですな。

そして劇場へ。時間ぎりぎりに行ったのだが観客はぱらぱら20人弱。照明がついたたままCM上映をしている。時間になると、暗くなり、そのままCM(化粧品などのTVCMと同じもの)上映が5分、その後映画の予告が5分流れ、本編へ。

うわー。ほんとに韓国語だ(あたりまえです)。これは映像と、俳優の表情、台詞の雰囲気で、自分で想像していかないといけないってことか・・・・。

だがなんとかほどなくタイトル「しゅぽすたかむさよん」の意味がわかった。

■やっぱりセリフが理解出来ない

「しゅぽすた」=スーパースター。

なるほど。はは。これは主人公の属しているプロ野球チームの名前が「SUPER STARS」とユニフォームに英語で書いてあったから判明。

「かむさよん」=主人公の名前でカム サヨンさん。

韓国ではフルネームで呼ぶのは普通なので台詞判明。

ストーリー理解度……なぜか6−7割はわかった気がする。想像で自分で作ってる可能性もあるが。さすがスポーツもの。わかりやすい。

台詞理解度……1割未満(泣)。というかたぶん単語10個くらい?人の名前と「プロ野球」(韓国語でも「プロヤグ」というみたい)くらいしかわからず。無念……。

主役はイ・ボムス。表情が豊かでいい俳優さん。日本だと香川照之さんとDon Doko Donの山口さんを足してどうにかした感じ。あと知っている俳優は一人だけ、同じ野球チームのメンバーに冬ソナのヨングク役だったリュ・スンスがわりと大きな役で出ていた。

サラリーマンだったカム・サヨンが長年の夢だったプロ野球テストに合格し、スーパースターズに入団。そこでの奮闘を描いているのはわかるのだが、韓国映画の魅力の一つ、

台詞のよさが理解できないのが悔しい。母と息子の会話や主人公が好きな女の子との会話でも

「うわー。今すごくいいこと言ってるんだろうなあ」と思いつつ、わからないまま想像してたらちょっとじーんときちゃったりして……(おばか?)。一年後にはこの何割がわかるようになっているんだろう……頑張らなくては!

後から調べてわかったのだが、この映画は実話をベースにしていて、80年代に、6年間の選手生活で1勝15敗1分けを記録した三美スーパースターズの「敗戦処理専門投手」、カム・サヨン氏がモデル。今はカムさんはスーパーマーケットの総括管理部長をしているらしい。ハルウララ的人気があった人だったのですね。

■エンドロールの途中なのに

映画が終わり、エンドロールが流れ始めて数秒後。なんと、照明がついた。もちろんまだエンドロールは流れている。

観客は……うわ。総立ちでみんな帰り始めた。

余韻、という言葉はないのか? この気持ちの切り替えはなに?結構じーんときた映画だったのにな……。

熱しやすく冷めやすいのだろうか……。

エンドロールは本編にはない映像を盛り込みながら流れているのに、だ。

うわわ。掃除のおじさんまで入ってきて私の前の列を箒で掃除し始めた(笑)。

エンドロール終了。

ぽっつーん。残ったのは私一人。そして誰もいなくなった。

この文化はいかがなものか……むーむむむむむむむ。

次回へ続く

上映開始時間の5分前。すでにCMが流れています。


日本と同じように作品名と時間、空席があるかどうかが劇場入り口に表示されている。『しゅぽすたかむさよん』は一番左「5館」、一番右のは7館で上映されている『LOVERS』

これが「しゅぽすた」のポスター。これはどう見ても野球映画でしょう。わかりやすいに違いない。 『ウォン・ビン&シン・ハギュン主演の『うちの兄貴』のポス
ター。韓国映画の得意な家族愛ものです。これも言葉がわから
なくても泣けちゃうらしい……。』


『オールド・ボーイ』にも主演しているチェ・ミンシクの新作『花咲く春が来れば』。『陽だまりの教室』のような音楽ものです。


こ・ヨンジュン。先日の19日に行われた韓国青龍映画賞手形モニュメントのイベントでは、ヨン様を一目見ようと日本のファン700人が駆けつける大フィーバーぶりでした。韓国にいる私の方がニュースを嗅ぎつけるのが完全に遅いんだよなあ……。』

 

 

 

■安田佑子プロフィール■

仙台の局アナからフリーに転向し上京。TV,ラジオ、ナレーションの仕事を経て映画祭の司会や映画ライターの端の端の端っくれとして奮闘中。2004年9月よりソウル在住。東京を月に1−2度往復する生活をスタートさせたばかり。右脳が決めた無謀な決断に左脳は迷惑こうむり中。
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