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『ミリオンダラー・ベイビー』ヒラリー・スワンク独占インタビュー

取材・文・写真:FLiXムービーサイト

本年度のアカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞の主要部門を獲得したクリント・イーストウッド監督の最新作『ミリオンダラー・ベイビー』で主演を務めたヒラリー・スワンクがPRのため来日した。わずか30歳にして2度もオスカーを手にした彼女に、映画やライベートのことなどいろいろな話を聞いた。

■恋愛に年の差は関係ない

Q:この映画の中でクリント・イーストウッド演じるフランクとあなたの演じるマギー役は恋愛していたのでしょうか?

観た人が判断してくれればいいと思うの。「私がこう演じたつもりよ」なんて言うと解釈が限られてしまってそれはよくないと思うの。特に観る前にそういう先入観をなるべく植え付けたくないわね。観た後でもそれはご想像におまかせするわ。

Q:クリント・イーストウッドほど年の差の離れた人は恋愛対象になりますか?

もちろんよ。十分なるわよ。恋愛に年の差はまったく関係ないと思うわ。

■クリント・イーストウッドに秘密にしていたこと

Q:今回の役はボクサーという見ているだけでも痛そうな役ですが、一番「痛かった」体験を聞かせてください。

足にマメが出来て、そのマメが割れた後にばい菌が入って炎症してしまったの。自力では歩けなくなったわ。もし、その炎症が血管を伝って心臓まで到達してしまうと命があぶないと医者に言われたわ。そして、足に血管が浮き上がってきたら、それは最後の合図だと言ったの。とにかくボクシングはやってはだめだと。でも私は(ボクシングを)やるしかないのよ、と言ったら医者は死ぬかもしれないよと……それはとても深刻だったわ。

Q:それでも続けたのですか?

そう、そして、血管は浮き上がってきたの。まったく歩けなくなったわ。トレーナーにジムまでおんぶしてもらって通ったの。医者が知ったら怒ったと思うわ。もちろんこのことはクリントにも内緒にしていた。

■くちびるを切った

Q:そのとき撮影はどれくらいまで進んでいたのですか?

まだ、始まっていなかったわ(笑)。トレーニングの段階だったのよ。ボクサーって常にケガにつきまとわれているから、ある意味ですごく役づくりには役だったのかも。でも鼻は折らなかったし、歯も折られなかったから大丈夫よ(笑)。あ、でも、くちびるを切って血が出ることはあったわね。

■おしゃれ大好き

Q:ヒラリーさんは強い女性なのだとイメージしていましたが、お会いしたところすごく女性的でファッショナブルでした。普段からおしゃれに気を使っていますか?

オシャレは大好きよ。少年のような役を演じてみたり、ボクサーを演じたりしているけど、それは演技よ(笑)。今日着ているワンピースはとても気に入っているの。すごく着ごこちがいいし。昨日の記者会見で着た洋服はイマイチだったわね(笑)。コム・デ・ギャルソンとかマーク・ジェイコブスとかのデザインがお気に入りね。

Q:オスカーをとってからご自分のまわりで変化はおきましたか?

起きたわ。どこかに出かけると常にいろいろな人に止められるようになったわね。だから目的地にいくのにとても時間がかかるようになったの(笑)。

Q:ヒラリーさんがプライベートでやるスポーツは?

バスケットよ。大好きなの。でも人数がいるから簡単にははじめられないけどね。ボクシングはやったことがなかったわ。いいままで、一番キツイ、スポーツね。

Q:この映画を観る女性の方にメッセージを

夢を追い続けることは大事よ。あきらめないで夢を実現させてほしいわ。

グリーンのインドシルク素材にピンクのスパンコールををあしらったワンピースがとてもお似合いのヒラリー・スワンク。アカデミー賞女優だというのに気取ったところはまったくなく、プレゼントにピンクのヘア・アクセサリーを渡すと、とても気に入り、その場で髪の毛につけてくれる気さくな女優だった。しかし、「夢をあきらめちゃだめ」と読者に向けたメッセージを語ったときのヒラリーの目は、説得力に満ち真実を語る目だった。女優として、運だけではなく、血のにじむような努力の結果手にした成功のうえにいるヒラリーだからこそ、そんな目ができるのだろう。

『ミリオンダラー・ベイビー』は5月28日より全国にて公開中。

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