シネマトゥデイ

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週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をクローズアップしてご紹介します。今週は9月3日より公開される『NANA』のヒロインを演じた中島美嘉と宮崎あおい。現在最も売れている大人気コミックの映画化作品だけに、2人の"NANA"をどれだけ原作のイメージを壊さず演じきったのか、その"なりきり度"を徹底チェックしてみよう。



ナナといえば小顔でクール、人を寄せ付けない雰囲気を漂わせ、何よりも「目力」が強い。

そんな大崎ナナを演じたのは、歌手の中島美嘉。原作者の矢沢あいも「連載途中から中島を念頭に置いていた」というほどイメージにぴったりで、まさにナナを演じるのにふさわしい人物。

多くの人から出演依頼のラブコールを受け、中島も自慢のきれいな長い髪を"ナナ・スタイル"にばっさり切って役作り。みごとナナをスクリーン上で体現した。

ナナのファッションは黒がベースで皮ジャンなどのパンク系を好む。もちろん中島も"ナナ・スタイル"を披露するのだが、本当によく似合っていて驚かされる。はまり役とはこのことを言うのだと感心してしまう。

中島美嘉のなりきり度は、登場の瞬間から120パーセントだ!

一方の"ハチ"こと小松奈々は、どこにでもいそうなミーハーな女の子。そんな今時の女の子を演じたのは、TVや映画で活躍中の宮崎あおい。大林宣彦の『理由』や、NHKで放送された「ちょっと待って、神様」などを観るかぎり、黒髪でどこか大人びた印象の宮崎。そのためか、キャスティングが発表になったときは奈々のイメージと少し違うかと思われたが……さすが女優!

まずは「色はあまりかえたことがない」と言う髪を、奈々風の明るい色にチェンジ。そしてピンクや白を基調にした女の子らしい流行のファンションに身を包むと、奈々の出来上がり。さらに話し方もちょっと甘えん坊風にした宮崎は、みごと奈々になりきった。宮崎が奈々の重要な役目である、"語り"の部分をナレーションすると……もうそれは奈々が語りかけているようにしか聞こえない!

宮崎あおいのなりきり度は、観ているうちにどんどん高まり測定不能だ!


映画化が決定した当初、原作ファンからは賛成の声とともにブーイングも起こった。しかし映画にはそんな否定的なファンを、いっきに「NANA」の世界に引き込む瞬間がある。それは迫力のライブシーンだ! コミックを読んでいるだけでは、到底想像しきれなかった臨場感あふれる爆音ライブを体感できる。ナナの地団駄を踏みながら叫ぶように歌う歌声を、中島美嘉が現実のものにした。

カリスマ歌姫の中島美嘉がナナになりきって歌う「GLAMOROUS SKY」は、L'Arc~en~CielのHYDEが作曲し、原作者の矢沢あいが作詞を手がけた。まさに「NANA」の世界観が十二分に発揮されたお宝曲だ。ちなみにHIDEは同じく矢沢あい原作で映画化された「下弦の月 ラスト・クォーター」に、主役の「アダム」役で出演した経歴があり、すっかり"矢沢ファミリー"の一員となった。

2人の"なりきり度"をさらに高めるために重要な役目を果たしたのが、小道具たち。原作でキーアイテムとして活躍していた「いちごのコップ」「アーマーリング」「お気に入りのブランドのネックレス」「蓮のタトゥー」などは、映画の中でも同じように登場した。

それらを身に付けることで、中島と宮崎はどこから観ても「NANA」そのもの! しかもこの演出は役者の役作りに役立つだけでなく、原作ファンを楽しませてくれる。随所に登場するおなじみのアイテムを一体いくつ探し出すことができるか、 何度も映画館に足を運んでチェックしてみよう!

 

(文・構成:FLiXムービーサイト編集部)

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