シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
.

わたしのヨン様をもとめて? それとも仕事で新境地を開くため? はっきりした理由は本人にも謎のまま、直感だけを信じ、いきなり韓国へ留学した安田佑子のエッセイ連載開始です!

<その14> 韓流日記14   思わず映画が観たくなるポスター?!


去年の9月13日に、自己チューな右脳に拉致されるがまま韓国にやって来て、はや1年がたちました。こんなに早く感じた1年も珍しいです。月に1度は日本に戻っているせいか、外国に住んでいるという感覚は正直今もないんですけど、でも、面白い町に住んでいるという実感はあります。まだまだ行きたいところや知りたいことがたくさんあり、「やっぱり来てよかったのかな」と思える自分をうれしく感じます。仕事と勉強の両立は「なかなか頑張ってるのぉ。よしよし」と言う勘違いな右脳に対し、「ぜ~んぜん出来てないじゃんっ」というまともな左脳。いつまでも右脳と左脳がしょっちゅう押し問答してます。とにもかくにも韓国にいる間は皆さんにちょっとでも「なるほど~」と思っていただける情報を提供していければと思っています^^。アプロド チャル プッタクドゥリンミダ♪(これからもよろしくお願いします~)
■ 今回は韓国でちょっと流行している映画のポスターについて。ぺ・ヨンジュンもカン・ドンウォンも、そしてチャン・ドンゴンまで1人ぼっち・……。

日本でも待望の公開となったぺ・ヨンジュン&ソン・イェジン主演の『四月の雪』(原題『外出』)。韓国では9月8日に公開されたのですが、韓国版のポスターは4バージョンあって、時期を2回に分けて公開しています。第1弾はぺ・ヨンジュンとソン・イェジンが1人ずつ写っていて、ぺ・ヨンジュン版には「抱いてあげたい 彼はあなたが愛した女の夫」、ソン・イェジン版には「抱いてみたい 彼女はあなたが愛した男の妻」とそれぞれコピーが入っています。数か月後に公開された第2弾は2人が抱き合っている2種類のポスターで、コピーは「私たちは……愛なのだろうか?」という共通のコピーが入っています。(この映画、日本版と韓国版とで、ポスターの雰囲気が全く違います。日本では「せつない恋」を強調した病院で座っている2人の写真ですが、韓国では「大人のあやうい恋=不倫」のイメージを強調したものになっています。)

そして韓国では『四月の雪』と同じ日に公開されたカン・ドンウォン(『オオカミの誘惑』『彼女を信じないでください』)&ハ・ジウォン(ドラマ『バリでの出来事』)の最新作『刑事 ~duelist~』。この映画の第1弾ポスターもドンウォンとジウォンの1人ずつのポスターです。


さらには、12月公開予定のチャン・ドンゴン(『ブラザー・フッド』)&イ・ジョンジェ(『イル・マーレ』)主演の『台風』も、第1弾は1人ずつ。やはり両作品とも第2弾としては2ショットポスターを公開しています。


ティーザー広告効果によってあらあら。気がつけば映画館に。

このように、最近韓国では、映画のポスターが公開前に何バージョンも刷られる事が多いんですね。特に主人公同士の関係が、「男VS女」「敵VS味方」など、恋愛や戦いでの「ガチンコ」がある場合、第1弾としては、キャラクター1人ずつのポスターを作る作品が増えています。
これは、広告手段の1つ、「ティーザー(teaser)効果」を狙ったものなんですね。ティーザー広告というのは「じらし広告」とも言われていて、俳優1人1枚のポスターを作り、作品によっては時期をずらしてポスターを公開することによって劇中のキャラクターの対比をより強調したり、作品に対する好奇心を見る人に促したりするスタイルなんです。
つまり、

第1弾ポスターで、作品に興味がなかった人も潜在的になんか気になるようになる。

第2弾のポスターで、「なるほど。ちょっと面白そう」と、さらに好奇心を掻き立てられる。

そして公開時。人々は思わず劇場にGO!

という図式になるわけです。

確かに1人ずつのポスターは「ん? これって誰? なんの話?」と思わせる意味深さがありますし、1人1人のキャラクターがすごく引き立ちますよね。1枚見ると、他のも見たくなりますし。
このティーザーポスターの先駆けと言われている、某ハリウッド映画のポスターがあるんですが、さて、なんの作品でしょう……?
そう。『マトリックス リローテッド』です^^。ネロ、トリニティー、モーフィアス、エージェント・スミス……といった主要キャラ1人ずつのポスターを見て、かっこいいポスターだと思ったのを覚えてます。確かにそれまで1人ずつ写ってるポスターってあまりなかったような。

ちなみにカン・ドンウォン&ハ・ジウォン主演の『刑事~』は時代劇アクション恋愛サスペンス。映像がかっこいいです。カン・ドンウォンは、劇中で見せたしなやかなアクション、表情で、スターとしての株を上げそうな予感。上映前に舞台挨拶があったので、観客はファンが多かったというのもありますが、「コッミナム=花美男」と形容されるカン・ドンウォンの憂いに満ちた表情がアップになるたび「や~ん♪」とため息がもれるほど。私が韓国に来て、こんなに女性の反応がわかりやすかった映画は初めてでした^^; 『オオカミの誘惑』で印象的な傘をさしているシーンの表情にKOされた方は必見でーす。

『刑事 -duelist-』のティーザーポスター第1弾。左がカン・ドンウォンで、右がハ・ジウォン。ドンウォンは「悲しい目」と呼ばれる刺客を演じ、ファンを魅了。ハ・ジウォンは血の毛の多い女刑事を演じる。

これがポスター第2弾。左のポスターには「たった一度の対決。ただ一つの愛」、右のポスターには「彼の悲しい目を見つめるな……」というコピーが入っている。

チャン・ドンゴン&イ・ジョンジェ主演『台風』(韓国で12月公開)も第1弾のポスターはティーザー形式。テロリスト役のチャン・ドンゴン版(左)には「2005年12月、朝鮮半島に熱い怒りが戻ってくる!」、テロを阻止しようとする海軍将校役のイ・ジョンジェ版(右)には「2005年12月、朝鮮半島の運命が彼にかかっている」のコピーが入っている。1人ずつのポスターを作ることによって、キャラクターが引き立ちますよね。

『台風』の第2弾ポスターはやはり2ショット。「敵にも友にもなれなかった2人の男」のコピーが。なんとなく、先が気になりませんか^^?

『刑事』の初日舞台あいさつ。ただのTシャツにジーンズなのに、着る人によってかっこよくなるもんもです^^; 左がカン・ドンウォンで右がハ・ジウォン。
■安田佑子プロフィール■

仙台の局アナからフリーに転向し上京。TV,ラジオ、ナレーションの仕事を経て映画祭の司会や映画ライターの端の端の端っくれとして奮闘中。2004年9月よりソウル在住。東京を月に1−2度往復する生活をスタートさせたばかり。右脳が決めた無謀な決断に左脳は迷惑こうむり中。

<お知らせ>
韓国で日々奮闘中の安田佑子さんにファンレターを書いてみませんか?
韓国に関する素朴な疑問や質問、応援のメッセージなどをどしどし送って下さい。

アドレスはこちら→yuko@flix.co.jp
[PR]

この記事を共有する

映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
スポンサード リンク
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2005年
  3. 10月
  4. 6日
  5. 佑子の韓流日記14