シネマトゥデイ

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全米話題作3月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2006年2月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!? アカデミー賞のノミネート、そして授賞式と目白押しだったこの時期、やっぱり後から追ってきたのが受賞作品の『カポーティ』。地味な作品のため、トップ10入りは逃しましたが昨年9月の公開以来、徐々に順位を上げて大健闘。人気のイケメン俳優ポール・ウォーカーは、絶好調。『南極物語』『ランニング・スケアド』(原題)と、主演作2作がともにトップ10入りという快挙を成し遂げました。今月の全米話題作は、日本でも公開間近の話題作が続々登場です!
南極物語
南極物語 (C)2005 DISNEY ENTERPRISE INC.
全米初登場 1位 2/17~2/24順位 2位

英題:Eight Below
監督:フランク・マーシャル
キャスト:ポール・ウォーカー、
ブルース・グリーンウッド、ジェイソン・ビッグス
 
ストーリー

探検ガイドをしながら南極で暮らしているジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、自分にとって最高のパートナーであるソリを引く犬たちとともに、過酷な極寒の日々を過ごしていた。そして、冬……南極には、いつものように厳しい冬が訪れる。ある日、ガイドの最中いつになく荒れ狂う吹雪に見舞われたジェリーは、ある日突然のアクシデントによって犬たちと離れ離れになってしまう。一方基地に取り残された犬たちは、ただひたすらジェリーの帰りを待っていた。
全米の評価
高倉健主演の『南極物語』をディズニーがリメイク。ファミリー向け作品ながら、動物、特に犬が大好きなアメリカ人にとってはかなりツボだったようで、滑り出しは順調だ。プレミアにも、多くのセレブが自分の子どもたちを連れて来場していたことが影響しているのか、劇場には多く親子連れも見られている。そんなファミリー人気が功を奏したのか、2週目、3週目も上位3位に食い込むという大健闘ぶり。週末、『Eight Below(南極物語)』を観に出かける家族の力で、今後どのように順位をキープしていくか、注目したい。
イケメンチェック!
『ワイルド・スピード』で、ヴィン・ディーゼルとともに全米にその名をとどろかせたポール・ウォーカー。アメリカのロングビーチ出身の彼は、自分でも公言するとおり「元超プレイボーイ」。今は8歳の娘にゾッコンのため、女の子を追いかけるのは卒業したようだが、ブロンドの髪に端正な顔立ち、そしてサーフィンで鍛えられた肉体で、アメリカ国内では相変わらずセクシー俳優として多くの女性ファンの人気をハートをつかんでいる。また今年は、出演作も目白押しのポール。なんと本作『南極物語』が公開されたすぐ1週間後に、本作からは想像できないようなダーティ&バイオレンスな役柄に挑戦した『ランニング・スケアド』(原題)が公開。これからの活躍が最も期待できる俳優だ。
カポーティ
全米初登場 23位 2005/9/30~3/10順位 14位

英題:capote
監督:ベネット・ミラー
キャスト:フィリップ・シーモア・ホフマン、
キャスリーン・キーナー、クリス・クーパー
 
ストーリー

「冷血」で、世界中から絶賛されたトルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)。彼がこの作品「冷血」を世間に発表した約4年前、彼の耳に入ってきた一家4人惨殺事件に興味を持つ。この事件を題材にして記事を書くことを決意したカポーティは、知り合いの編集者ウィリアム・ショーン(ボブ・バラバン)に頼み、事件の舞台となったカンザスへと向かう。そして、熱心に取材を続けるカポーティの前に現れたのは、この殺人事件の犯人の男だった……。
全米の評価
この『カポーティ』、実は全米では初登場第23位という、他の映画に比べるととても辛いスタートを切った。ところが、9月に上映されて以来フィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティそっくりの甲高い声、そして評論家から“神”と絶賛された演技力でアメリカでは話題を呼んだ。そして今年のアカデミー賞にノミネートされると、この瞬間から話題の『カポーティ』観たさに劇場を訪れる人々が一気に急増。フィリップがオスカーで見事主演男優賞を受賞した週末は、なんとボックスオフィス14位まで昇りつめ、オスカーが与える影響の大きさを見せつけた。
イケメンチェック!
フィリップ・シーモア・ホフマンJeffrey Mayer/WireImage.com/MediaVast Japan 残念ながら、どこからどう見てもイケメンとは決していえないフィリップ・シーモア・ホフマンだが、その演技力の高さではハリウッドで上位を競うイケテル俳優。『ハピネス』では、女子高生に間違いなく「きもーい!」と絶叫されそうな変態男を演じ、本作『カポーティ』では、変人と呼ばれたトルーマン・カポーティを生き写しのように熱演して、普段は辛口の批評家たちからも絶賛された。フィリップはいわゆるハリウッドの超大作ではあまり見かけない俳優だが、インディー系映画や、質の高い映画を選ぶセンスはピカイチ。さらに、素晴らしい演技で与えられた役を演じることから、俳優仲間や監督からは最もリスペクトされている俳優でもある。
ピンクパンサー
ピンクパンサー(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX&METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
全米初登場 1位 2/10~2/17順位 3位

英題:the pink panther
監督:ショーン・レヴィ
キャスト:スティーヴ・マーティン、ケヴィン・クライン、
ビヨンセ・ノウルズ
 
ストーリー

サッカーのフランス代表チーム監督イヴ・グルアンが、試合後にサッカーファンと、恋人、そして世界的に有名なシンガーのザニア(ビヨンセ・ノウルズ)とともに勝利を祝っている中、何者かによって毒殺されてしまう。彼が持っていた超高額なダイアモンド“ピンクパンサー”も消えた……。事件の真相を暴き、ピンクパンサーの行方を追うため、クルーゾー警部(スティーブ・マーチン)と、彼の新しいアシスタントのジルベール・ポントン(ジャン・レノ)は早速捜査に乗り出すが……。
全米の評価
アメリカ人なら誰でも知ってる超人気シリーズ『ピンクパンサー』のリメイク。1964年に『ピンクの豹』という名前で公開されるやいなや、あっという間にサブキャラクターであったジャック・クルーゾー警部が大人気に。当時クルーゾーを演じていたピーター・セラーは、それから54歳という若さでこの世を去るまで、『ピンクパンサー』シリーズでクルーゾー警部を演じつづけた。そんなカリスマコメディアンが演じたクルーゾー役を、同じくアメリカで大人気のスティーブ・マーチンが演じたことで、全米は熱狂。公開週は予想通りの1位となって登場し、その後も3月現在にいたるまでトップ10に入りつづけている。『ピンクパンサー』人気の復活となるか、今後チャートの動向が気になる。
イケガールチェック!
ビヨンセ・ノウルズJohn Sciulli/WireImage.com/ MediaVast Japanイケメンチェックあらため、本作はイケテル女の子チェックでご紹介。スティーブ・マーチン、ジャン・レノ、ケビン・クラインと中年俳優が活躍している本作で、ひときわキラキラと若い魅力を放っていたのが、ビヨンセ・ノウルズ。1981年にヒューストンで生まれた彼女は、1997年にデスティニーズ・チャイルドのメンバーとしてデビュー。わずか17歳で出したファースト・アルバムはゴールド・アルバムとなり、その後メンバーの交代などがありながらも、デスチャとしてもソロとしてもミリオンヒットを次々に飛ばしている。『オースティン・パワーズ』や、『ファイティング・テンプテーションズ』などで女優にも挑戦。本作でも、その美しい魅力を振りまいている。私生活では、JAY−Zとラブラブ交際中。
ファイヤーウォール
ファイヤーウォール(C) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc. - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda(C) 2006 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories
全米初登場 4位 2/10~2/17順位 6位

英題:firewall
監督:リチャード・ロンクレイン
キャスト:ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、
ヴァージニア・マドセン
 
ストーリー

大手銀行の重役として働いているジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)は金融業界最高レベルのセキュリティ・システムの開発者として広く名を知られた存在だった。ジャックにある日、彼の美しい妻ベス(バージニア・マドセン)と2人の子供を自宅に監禁したと語る冷酷な強盗犯コックス(ポール・ベタニー)から、恐ろしい脅迫電話がかかる。「命が惜しければ、お前の銀行から1億円盗み出せ」。この要求にジャックはこたえられるのか……!
全米の評価
アメリカでかつては大人気ハリソン・フォードが、ひさびさに挑戦したサスペンスだったが、公開後の成績は鳴かず飛ばず。国民的な人気の俳優が、不倫などのいやな話題でゴシップ誌を騒がせたことにより人気の低迷を感じずに入られない結果となっている。公開週4位スタートしたあとは、週を追うごとに6位へと転落……公開4週目になると、かろうじて10位に入っているという過酷な状況に陥っている。批評家たちも「どこかで見たような、ハリソン映画。家族愛でイメージアップも失敗に……」と辛口な評価だ。
イケメンチェック!
ハリソン・フォードSerge Thomann/WireImage.com//MediaVast Japan『インディ・ジョーンズ』シリーズで、一躍アメリカのヒーローとなったハリソン・フォード。俳優としては、大成功した彼だったが私生活で結婚、離婚を繰り返し、前の奥さんとの間に2人、さらにその前の奥さんとの間にも2人子どもがいるにも関わらず、今度は20以上歳の離れた「アリーmyラブ」のキャリスタ・フロックハートと熱愛……。元大工で、そこから俳優に昇りつめた苦労人としてリスペクトされていたハリソンだったのに、そのゴシッピーな女癖の悪さにファンもほとほと幻滅気味? たしかに身長185センチにあの甘いマスクとなればくらっときてしまう共演女優も多いはず。それにしても、今回の「人生最高の恋」だけは長続きさせないとそろそろほんとにヤバイ、ハリソン……。
リバティーン
リバティーン(C)2005 STANLEY(IOM)PRODUCTIONS LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED.
全米初登場 55位 (限定上映)3/10 12位

英題:libertine
監督:ローレンス・ダンモア
キャスト:ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、
ジョン・マルコヴィッチ
 
ストーリー

17世紀、馬車の中で夫人と愛を交わす男がいた。彼は第2代ロチェスター伯爵であるジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)。3か月前に、国王チャールズ2世(ジョン・マルコビッチ)からロンドンを追放されたジョンは、国王の恩赦を受けてロンドンの地へ帰ってきたのだった。国王の期待に沿う作品を作るよう命ぜられたジョンだったが、なかなかアイデアが浮かばず、苦悩する……。そんなとき、ジョンは若い女優のエリザベス・バリー(サマンサ・モートン)と運命的に出会う。
全米の評価
脚本の出だしの3行を読んで出演を決めたというジョニー・デップ入魂の作品。17世紀のロックと呼ばれた伝説の詩人ロチェスター伯爵の壮絶な半生を描いた本作は、もともとゲイリー・シニーズが主宰するステッペン・ウルフ劇団が舞台で演じ、高い評価を得たもの。今回の映画化に当たっては、舞台でロチェスター伯爵を演じたジョン・マルコビッチが国王役にまわり、難しい役柄のジョニーのサポートにまわっている。去年の11月からニューヨークとロスだけの限定公開だったが、3月10日から全米に拡大。12位でのスタートと第2弾も好調な滑り出しとなっている。
イケメンチェック!
ジョニー・デップGeorge Pimentel/WireImage.com/MediaVast Japan本作では、とにかくエロティックでセクシーなアブナイ男を演じたジョニー・デップ。『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカからは想像もつかないキャラクターを熱演するジョニー・デップを見て「この人やっぱりただものじゃない」と思った人は多数いるはず。1963年に生まれたジョニーは、高校を中退するとバンドを組んでライブをしながらフラフラ暮らす放蕩生活を送っていた。その点では、放蕩の詩人と呼ばれたロチェスター伯爵と重なる思いがあったのだろう。子供思いのジョニーにしてみれば、『チャーリーとチョコレート工場』は子供のため、そして本作は100パーセント自分のために出演した映画なのかもしれない。
今月はこの人に注目!<『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』のエマ・トンプソン>
ナニー・マクフィーUniversal Pictures/Photofest/MediaVast Japan
全米初登場 2位 2/3順位 3位

英題:NANNY MCPHEE
監督:カーク・ジョーンズ
脚本: エマ・トンプソン
キャスト:エマ・トンプソン 、コリン・ファース 、
ケリー・マクドナルド
 
チェック!

7人もの子供たちをひとりで育てる葬儀社勤務のブラウン氏(コリン・ファース)。いたずら好きで、言うことを全く聞かない子供たちを預けるナニー(ベビーシッター)は今回逃げたら17人目。途方に暮れるブラウン氏のもとへ、マクフィーという伝説のナニーが現われて……。『日の名残り』で93年度のアカデミー主演女優賞にノミネートされたエマ・トンプソンが、『ブリジット・ジョーンズの日記』でイギリスが誇る美形俳優として人気上昇中のコリン・ファースと共演した。夢と感動のファンタスティック・ストーリー。全米では公開当初から子供たちに大人気! 4週連続でトップ10入りを果たし、マクフィーグッズは売れに売れている。
エマ・トンプソンってどんな人?
エマ・トンプソンSteve Granitz/WireImage.com/MediaVast Japan『日の名残り』、『ハワーズ・エンド』などで、美しさの中に上品で知的な雰囲気を漂わせた演技が印象的だったエマ・トンプソン。また、『いつか晴れた日に』では、アカデミー主演女優賞と脚色賞にノミネートされ、見事脚色賞を受賞。才色兼備のイギリス女性として、知られている。本作でも、エマは脚本をてがけ、自ら主演。だんご鼻に、大きなイボ、出っ歯……という信じられない容姿でナニー・マクフィーを熱演して、高い評価を得た。私生活では、89年に公私共にパートナーだったケネス・ブラナーと結婚するが、95年に破局。その後『いつか晴れた日に』で共演したグレッグ・ワイズとの子供を出産して、2003年に再婚。仕事も恋愛も、子育ても、なんでもできちゃうエマに脱帽です!
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