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山口智充
『カーズ』
『カーズ』山口智充 単独インタビュー

取材・文・写真:FLIXムービーサイト

『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』とフルCGアニメーションのヒット作を作り続けてきたピクサーとディズニー。7月1日、世界中が待ち望んでいた最新アニメ『カーズ』が公開される。気になる日本語吹替え版のキャストには、戸田恵子、ジローラモをはじめとする豪華な声優陣が名を連ねている。その中で、主人公マックイーンの友だちでオンボロレッカー車のメーターの声を担当する、ぐっさんこと山口智充に話を聞いた。

■大好きなディズニー映画に大興奮!

Q:映画をご覧になられた感想を聞かせてください。

そうですね、ひとことで言うと最高ですね! めちゃめちゃ面白かったです。『カーズ』は、声の仕事させていただく、いただかないに関係なく、絶対に観ようと思っていた作品だったんで……それを早く観られたから、それだけでうれしかったですね。ほんまに、得した気分! すごく、すがすがしいというか、心地いい感動でしたね。テーマもすごくハッピーですし、大人、子どもに関係なく、心にドーンと響き渡る作品だなあと思いましたね。

Q:ディズニーの映画は、よくご覧になるんですか?

全部観てます! ぼくは、『トイ・ストーリー』も、『ファインディング・ニモ』も全部観ていますね。ディズニーは本当に好きです。なんか間違いないと言いますか……、完璧じゃないですか。それがエンターテインメントとして、1番最高だと思いますよね。いろいろなことをたくさんのスタッフが力を合わせて作り上げてる感じもあるんですが、観ているときはひとつの娯楽として、なにも考えずに楽しめるんですよね。やっぱり、ディズニーの映画を観ていると、なにもかも忘れられる……そんなところが大好きですね。

■メーターくんは、年齢不詳。でも、きっとオッサンです!

Q:今回の『カーズ』は車が主人公ですが、車はお好きですか?

車は大好きです! 子どものころから、本当に大好きですね。最初に声をやらせていただくことが決まる前に、『カーズ』のチラシを見たことがあったんですね。それで、この車がいっぱいのチラシをみて「うっおー。これ、めちゃめちゃええやん!」って、車だらけやん、って(笑)。ぼく、車がいっぱいおるの見るだけでほんまに興奮してしまうんですよ。でね、なかでもやっぱり一番気になるのは、商用車なんです。あと、旧車も好きなんです。だから、古い商用車なんていったらホンマにわくわくしてしまうんですよ。雑誌や映画を観ていても、田舎のガソリンスタンドにキッコキッコとおっちゃんが乗ってくる、トラックとかもうー!! たまらんのですわ。だから、このチラシを見たときは、古いおんぼろのレッカー車、メーターが1番気になる存在だったんですよ。それで、メーター役をやらせていただくことになって……2重の感動でしたね。レッカー車みたいに、1つのことをするためだけに生まれてきた……みたいな、働く車が大好きなんです!

Q:メーターと、山口さんに共通している部分ってありますか?

『カーズ』にでてくる車は皆いいやつだけど、メーターは、その代表ですね。僕とかぶる部分は、楽しいことには年とかそういうことをぜんぜん考えないところかな。「人生楽しかったらええねん!」ってところが似ていますね。まあ、メーターくんはいくつなのか、ちょっと年齢不詳なんですけど、たぶんオッサンやと思うんですよ。なんか、田舎町住んでるし、あほなことばっかして、遊んでばっかりいるとことか似てますね。年齢なんか気にせずに、楽しく生きたい! という気持ちはいつでもありますね。そんな風にこれからも生きていきたいです。

■自分の声が一生残る、最高の仕事

Q:山口さんは声優としても何本か出演されてますが、吹替えのお仕事はいかがですか?

吹き替えは今回が3回目なんですが、やっぱり大変ですね。さっきもラセター監督がおっしゃっていたんですが、アメリカでは先に俳優が声を入れて、それに合わせてアニメを作っていますからね。いいですよね。日本は、できあがった作品に声をつけていくわけですからね。動きにあわせて声をいれるという作業を、いかに業務的にならないようにするか……。そこですね。なんて、ぼくもまだ経験が浅いので、偉そうなことは言えないんですが、そこは気をつけながらやっていましたね。それに、自分の声が一生残るというのは、最高にすごいことなので、やはり、やりがいがあります!

Q:アドリブはなかったんですか?

今回は、忠実に吹き替えをしたので、アドリブもありませんでしたね。たぶん、オリジナルのキャストの方がすでにアドリブを入れてるんですよ。そんで、そこにぼくがまた新たなアドリブを入れてしまったら、わけが分からなくてなってしまいますからね! そんなんなくても十分楽しめる映画ですし、そんな、ぼくのギャグごときでは何も変わりませんから、恐れ多くてようしませんわ!

Q:子どもがいるご家族なら、みなさんきっと日本語吹き替え版をご覧になると思います。本作を通して、子どもに感じてもらいたいことってありますか

ぼくも息子と一緒に完成した映画を観たんですが、息子の隣で純粋に感動してしまったんです。本当に素直に、ガツンと伝わってくるものがあったし。この映画で、子どもに感じてほしいことは、「自分だけよかったらええねん」ってことじゃないってことかな。やっぱり人を思いやる、人への優しさの大切さを素直に伝わればいいなと思いますね。まあ、それを車に教えてもらっちゃうってところが面白いとこなんですけど(笑)。素直な車たちの気持ちが、素直な子どもたちに、伝わればいいなって思います。

インタビュー当日は、自前の「山口モータース」ユニフォームで登場した山口。「車が大好きで!」と目を輝かせながら話す姿は少年そのもので、とてもお父さんには見えない。いつまでたっても楽しいことに敏感な、『カーズ』に登場するキャラクターたちと同じ目をした山口は、メーター役を心から楽しんで演じたようだった。子どもたちからも大人気の彼が演じるメーターの仕上がりに期待は高まるばかりだ。

『カーズ』は7月1日より日比谷スカラ座ほかにて公開。

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