シネマトゥデイ

全米話題作10月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2006年10月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!?
今月も話題作が目白押しです!
公式サイト
ソウ3
全米初登場 1位 11/3~5順位 4位

英題:SAW3
監督:ダーレン・リン・バウズマン
キャスト:トビン・ベル、アンガス・マクファーデン、ディナ・メイヤー
 
ストーリー

殺人現場に呼び出された女刑事ケリー(ディナ・メイヤー)は、鎖につながれ、爆弾で飛び散った死体を目撃する。死体が行方不明になっていた同僚のエリックではなかったことに彼女は胸をなでおろしたが、ジグソウは瀕死となったはずで、さらに犯罪パターンが今までもジグソウのやり方とは異なっていることから、誰の仕業なのか疑問を抱く。その夜、ケリーは何者かに拉致され、気がつくと地下室に監禁されていた。また、救急救命医のリンも拉致・監禁され、瀕死のジグソウを救わないと首に巻かれた爆弾が爆発することを告げられる……。
チェック!
ハロウィンシーズン真っ最中。アメリカでは誰もがホラー映画を欲するこの時期に、ファン待望の帰還を見事に果たした『ソウ』シリーズ第3弾。10月27日という絶妙のタイミングで公開された『ソウ3』は瞬く間に全米初登場1位を飾った。ちなみに、去年のハロウィーンに1位を飾ったのも『ソウ2』。2年連続でハロウィンに沸くアメリカ人のテンションをさらに上げた『ソウ』シリーズの仕掛け人は、『ソウ』シリーズの殺人鬼ジグソウよりもはるかに上を行くツワモノなのだ。ちなみに、前年のハロウィンシーズン1位は清水崇監督の『THE JUON/呪怨』。同時期に公開された『ソウ』の第1弾は初登場3位だったが、今年は、『JUON2』が2週間早く公開され、2作品とも仲良く初登場1位を飾ることができた。来年のハロウィンも『ソウ4』がボックスオフィスを賑わすのか、ぜひ期待したい。
イケメンチェック!
<トビン・ベル>
恐ろしい殺人鬼ジグソウを演じるのは、トビン・ベルという俳優さん。これまでも、さまざまな作品に参加してはいるものの注目を集めた役はなく、どちらかというと爆弾魔のユナボマーことセオドア・カジンスキ役を演じたり、“異常な殺人者”をやらせたらうまい「悪役商会」系の方でした。そんな彼を一躍超有名人にしたのが、 『ソウ』シリーズ。本作で、殺人鬼のジグソウを演じた彼は「ジグソウは、いつも最前列にいる」というフレーズ通り、現場近くで凄惨な殺人を冷酷に見届けるシリアルキラーを怪演。『ソウ』ファンからは、愛されまくっちゃっている存在となったのです。そんな凶悪なイメージを持ったトビンですが、素顔の彼はなんとリトル・リーグのコーチをしていて、2人の子どもの優しいパパだったりします。190センチの身長に、あの冷酷な顔……。ジグソウが、少年野球のコーチだなんて、なんだかかわいくありませんか?
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父親たちの星条旗
全米初登場 3位 10/27~29順位 4位

英題:FLAGS OF OUR FATHERS
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:ライアン・フィリップ、アダム・ビーチ、ジェシー・ブラッドフォード
 
ストーリー
 
第2次世界大戦。ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)は、日米の激しい戦闘が行われている硫黄島で衛生兵として肉片が飛び散る凄惨な戦場を駆けずり回る日々を過ごしていた。そんななか、ジョンをはじめとする米軍兵士たちは勝利のシンボルとして、摺鉢山に星条旗を掲げる。しかしこの光景を映した“星条旗を掲げる兵士の写真”に、アメリカ国民は熱狂。写真に写っていたジョン、アイラ・ヘイズ(アダム・ビーチ)、レイニー・ギャグノン(ジェシー・ブラッドフォード)は突如本国に戻され、英雄扱いされるが……。
チェック!
マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』を、アカデミー賞有力候補であるクリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』が引きずりおろすことになるのかどうかが、批評家の間でもかなり注目されていたが、結果はスコセッシ監督に軍配が。前評判も上々で、批評家からは絶賛を浴びていた本作だったのに、初登場はパッとせず3位という成績に終わってしまった。しかしながら、1位を飾った『プレステージ』の劇場数は約2300。『ディパーデッド』は約3000に対して『父親たちの星条旗』は1800。これだけの差がありながらも3位なら、大健闘と言えるだろう。とはいえ、アメリカ人兵士の犠牲者が日々増えているイラクのニュースが、連日流されている中で、若いアメリカ人兵士がバタバタと死んでいくリアルな映像を観に行くのは、難しい現実かもしれない。
イケメンチェック!
<ライアン・フィリップ>
本作では、寡黙で情に厚い衛生兵の“ドク”を好演しているライアン。最近は長年のパートナーだったリース・ウィザースプーンとついに離婚を発表したばかりで、現在アメリカ・ゴシップを賑わせている人ナンバーワンだったりします。というのも、ライアンとリースの夫婦仲については、前から不仲説がたびたび浮上していたから。結婚当初はティーン・アイドル同士だった2人ですが、いつの間にかリースはオスカー女優に……。キャリアに完全に差をつけられてしまったライアンが、それにイライラきているなんてことをよく言われていたのです。離婚の真相は本人のみぞ知る、ですがそんな意地悪な分析にも負けず、本当はライアン、結構頑張っているんですよ! 『ゴスフォード・パーク』や『クラッシュ』など作品としてはクオリティの高いものも多く、作品選びにおけるセンスのよさも目立ちます。そしてついに本作の熱演で、好評を得たライアン。絶好調な元奥さんに、負けないよう頑張って欲しいものです!
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マリー・アントワネット
全米初登場 8位 10/27~29順位 9位

英題:Marie Antoinette
監督:ソフィア・コッポラ
声の出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、ジュディ・デイヴィス
 
ストーリー
 
オーストリアの皇女であるアントワーヌ(キルスティン・ダンスト)は、14歳でフランス国王ルイ15世の孫であるルイ・オーギュストと華やかな結婚式をあげた。新しい生活に期待で胸を膨らませたマリーだったが、実際の結婚生活は愛にあふれたものではなかった。お互いが、14歳、15歳とティーンエージャーで結婚してしまったためか、ルイはマリーに無関心。寂しさを紛らわすため、マリーは華やかなドレスに靴、宝石やお菓子ガ集まるパーティーライフにはまっていき、ついにはフェルゼン伯爵(ジェイミー・ドーナン)というハンサムな男と恋に落ちてしまう。
チェック!
フランスのマリー・アントワネット協会の会長に「インターネットで映画の予告を見たが、ぞっとした。アントワネットは“パンがなければケーキを食べればいいじゃないの”と言っただけの女性ではなかった。この映画のせいで、アントワネットのイメージを改善しようとしてきたわれわれの努力が水の泡だ」ときつーいコメントをぶつけられたり、カンヌ映画祭でブーイングを浴びたり、公開前から散々こき下ろされた本作だったが、ロックに乗って始まるオープニングなどソフィア・コッポラ監督のセンスが光る斬新なマリー像には、アメリカの若者も好反応を見せた。なんといっても、劇中に出てくるケーキや、宝石類のかわいらしさが本作の魅力のひとつであり、パリス・ヒルトンをこえるスーパーセレブ・マリーの映画は約1000館という小規模な公開ながらも初登場8位を飾った。
イケメンチェック!
<ジェイミー・ドーナン>
豪華絢爛(けんらん)な世界、華やかなドレスに、キュートなお菓子、これでもかっていうほどのパーティの日々……。ですが、ふと立ち止まってみるとこの映画、イケメンがまったく出てこない!! せっかく華やかな世界だってのに、当時のフランスってなんでこんなにイケメンがいないわけ!? とマリー・アントワネットじゃなくても、怒り狂ってしまうほど、イケメンが見当たらないのです。マリーの夫であるルイ16世なんて……、7年間セックスレスだって別にいいですと言ってしまうほど、なよっちい。そんな冴えない男性陣からようやく見つけたのが、フェルゼン伯爵を演じたジェイミー・ドーナン。「これまで映画に出演したことがない、とにかくハンサムな男性を探していた」というソフィアの願いどおり現われたジェイミーは、元カルバン・クラインのモデル! 身長183センチ、23歳の彼は“sons of jim”というバンドも組んでる 超ワイルドな男なのです
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ディパーテッド
全米初登場 1位 10/13~15順位 2位

英題:The Departed
監督:ジェフ・トレメーン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン
 
ストーリー

貧困で人びとが苦しみ、犯罪も多発しているボストン南部。ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、犯罪者一族に生まれたというコンプレックスを断ち切るために警察官の職に就いた。同じころ、マフィアのボスであるコステロ(ジャック・ニコルソン)によって、幼いころからマフィアとして育てられた男コリン・サリバン(マット・デイモン)もまた、コステロの内通者として警察官を目指していた。エリート警察官としての道を歩き出したコリン、そして、ビリーはマフィアの潜入捜査のためにコステロ一派の仲間となる……。
チェック!
香港映画史上最高傑作といわれた『インファナル・アフェア』3部作。公開当初から、“インファナル”の熱は世界中にまん延し、脚本に魅せられた監督、プロデューサー、俳優ら、多くのハリウッドの映画人たちがこぞってリメイクを熱望した。そして巨匠マーティン・スコセッシと、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンというハリウッドを代表する演技派2人の主演によって見事にリメイクされたのが、この『ディパーテッド』だ。公開前から、注目を浴びつづけた本作はマスコミからも絶賛され、公開第1週目は堂々の初登場第1位を飾った。スコセッシ作品としても過去最高の記録を樹立した本作は2週目以降も5000万ドルを突破して、成績を順調に伸ばしている。11月にはいってからも、いまだベスト5に入っている本作は来年の1月に日本公開される。
イケメンチェック!
<レオナルド・ディカプリオ>
2005年の『アビエイター』以来、俳優業をお休みしていたレオがついに帰ってきました! 昔から、「オフのたびに太っちゃう……」なんて言われ、しまいにゃ役作りで太った姿をキャメロン・ディアス姉さんに『ふとっちょカタツムリ』なんてひどいあだ名まで付けられてしまっていたレオですが、本作では引き締まった男らしい肉体をしています! ティーンのアイドル扱いされていたころは、いろいろと問題も起こしたレオ様ですが、最近はすっかり大人になりました。環境問題にも積極的に取り組んで、去年には中米に島を購入! そこにエネルギーを再利用して、野生生物や周辺の水域を尊重したエコ・ホテルを建設するプロジェクトに望んでいるとか……。『タイタニック』や、『アビエイター』など、評価の高い作品で、素晴らしい演技を見せるレオですが、彼がアカデミー賞をとったことがないのは意外ではありませんか? 毎回、ことごとく主演男優賞を逃しているレオ。本作での熱演で、ぜひとも念願のオスカーを手にしてもらいたいですね!
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テキサスチェーンソー ビギニング
全米初登場 2位 10/13~15順位 5位

英題:The Texas Chainsaw Massacre: The Beginning
監督:ジョナサン・リーベスマン
キャスト:ジョーダナ・ブリュースター、ディオラ・ベアード、テイラー・ハンドリー
 
ストーリー

1939年8月、奇形児として生まれてすぐにごみ箱に捨てられた赤ん坊が、ある女に拾われる。赤ん坊はトーマスと名付けられるが、成長につれて異常性を増していく……。トーマス誕生から30年後、テキサスを横断している2組のカップルがいた、エリック(マット・ボーマー)と弟のディーン・ヒルズ(テイラー・ハンドリー)、そして2人のそれぞれのガールフレンドであるベイリー(ディオラ・ベアード)とクリッシー(ジョーダナ・ブリュースター)だ。楽しい旅になるはずだったドライブは、ヒューイット家のホイト(R・リー・アーメイ)との出会いによって悪夢へと変わってしまう……。
チェック!
アメリカ人が大好きなホラー・スプラッタの金字塔『テキサス・チェーンソー』の続編。本作では、殺人鬼レザー・フェイスの生い立ち、そして彼が育った殺人一家ヒューイット家の謎をとくエピソードが続々と出てくる。たとえば、ヒューイット家に住む車椅子のおじいさんが、どうして車椅子になってしまったか……? などなど、マニアでなくても気になってしまうネタがぎっしり。これにはファンも大喜びで、アメリカの映画館には連日カップルが大勢訪れて盛り上がりを見せているようだ。そんなデート効果が出たのか、公開初めの週末は全米初登場2位を記録。『ディパーテッド』を追い抜くことはできなかったが、“レザーフェイス”という唯一の有名人以外、スターがあまり出ていないにも関わらずこの成績は立派。2週間後のハロウィンに向けて、アメリカ人を大いに盛り上げたことは間違いない。
イケメンチェック!
<マット・ポーマー&テイラー・ハンドリー>
本作に出てくる主役のイケメン兄弟、エリックとディーンを演じている2人はこれからイチ押しのイケメン俳優たちです! 兄のエリックを演じているのはマット・ポーマー。マットは、カーネギー・メロン大学で演劇芸術の学士を習得して卒業したのち、ニューヨークでドラマ、演劇と役者としてのキャリアを積んで行きます。そして、『スーパーマン・リターンズ』のスーパーマン役を一度は射止めたものの、監督がブライアン・シンガーに変わったことでブランドン・ルースと交替させられたかわいそうなエピソードの持ち主でもあるんです。また、弟のディーンを演じるのは、テイラー・ハンドリー。1984年生まれの彼は、サンタ・バーバラ出身の西海岸系イケメンボーイ! 『ジャック・フロスト』で映画デビュー後、アメリカで大人気のテレビ・ドラマ「The O.C.」の、魅力的で不思議な主人公、オリヴァー役で人気ものになりました。注目され始めたばかりのマットとテイラー。イケメン2人から目が離せません!
今月はこの人に注目!<『The JUON2/呪怨2』の清水 崇監督>
全米初登場 1位 10/20~22順位 6位

英題:The Grudge 2
監督:清水崇
キャスト:サラ・ミシェル・ゲラー、エディソン・チャン、アンバー・タンブリン
 
チェック!

日本人に恐ろしいものは、案外アメリカでも怖がられる……。ということを、昨年の『The JUON/呪怨』見事に証明した清水崇監督の『The JUON2/呪怨2』が公開され、全米初登場第1位を飾った。本作は、アメリカでも大ヒットした前作『The JUON/呪怨』から直結するストーリーで、サラ・ミシェル・ゲラーを見舞った妹たちに襲い掛かる悪霊の恐怖を描いている。批評家のあいだでの前評判は良くなかった本作だったが、ネット上でのユーザーレビューは上々。しかし成績自体に前作ほどの勢いはなく、初週の興行成績は約2000万ドル、2週目には早くも6位に転落してしまった。ハロウィン・シーズンを利用したものの、後続する『テキサス・チェーンソー ビギニング』、『ソウ3』にすっかり話題をさらわれてしまったようだ。
清水 崇監督ってどんな人?
今、ハリウッドで1番有名な映画監督といえば、なんと言っても清水崇監督しかいないはず! ホラー映画の演出にこだわり続けている清水監督は、伊藤潤二の人気ホラー漫画を映画化してヒットを飛ばした『富江』シリーズの第3弾、『富江re-birth』で劇場用映画デビューを果たしました。それからの清水監督は、『呪怨』で日本を恐怖のどん底に陥れると、今度はそれをアメリカに……。たくさんのアメリカ人を、またまた恐怖のどん底に突き落としてくれたのでした。アメリカで公開された『The Juon/呪怨』は、全米2週連続ナンバーワンというすっごい成績を残し、監督した当の本人もビックリ! なんと興行収入1億ドルを突破するという偉業を成し遂げたのでした。それにしても全米でまたまた1位を飾った直後、清水監督本人は東京国際映画祭でふっつ~に出席者の皆さんとおしゃべりに明け暮れておりました。この気取らなさ、とっても素敵ですね!
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