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今週のクローズアップ ジャッキー・チェン

 週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は4月7日公開の『プロジェクトBB』で、初の悪役に挑戦したジャッキー・チェンをクローズアップします。ジャッキーの名はアジアのみならずハリウッドでも成功を収め、今や地球規模の大スターです。そんなジャッキーが作った数々の伝説を紹介します!
スタント事故伝説:生死の境をさまよっている姿を公開する男

 下積み時代にブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』や『ドラゴンへの道』に、脇役のスタントマンとして出演していた経験のあるジャッキー。当時スタントマンとして出演した作品は100本を超え、本人も「多すぎてどの作品に出演していたのか分かんなくなっちゃった(笑)」というほど。一本立ちのスターになってからもジャッキーのアクションの過激度は半端じゃない! ビルの屋上から飛び降りたり、密封された箱に閉じ込められたまま海に落とされたり、普通に考えたら主演スターがスタントなしに自分でやるなんてもってのほかなことばかり。それでもジャッキーは危険を承知でやっちゃうんです。“そこに危険があるから”とでもいわんばかりに、火の中、水の中に飛び込みます。そのお陰で骨折、股間の脱臼、意識不明は日常茶飯事。鼻は骨折しすぎてデビュー当時の原型をとどめていないほどです。


 中でも『サンダーアーム/龍兄虎弟』の撮影中に起こった大事故はジャッキー史上最悪の出来事です。城壁から木に飛び移るシーンでジャンプに失敗し、12メートル下の岩山に頭から激突。頭がい骨骨折、脳内出血の大事故です。現場は騒然となり、意識不明で血だらけのジャッキーが運ばれる様子が、同作のエンドロールで流れるNG集に収録されています。NGのレベルではないような気が……。


 
どんなアクションだろうと、僕の手にかかればチョチョイのチョイ~。
女性関係伝説:テニスシューズに萌える男

 男ジャッキー、アクションばかりしているわけではありません。女性関係もいろいろとやんちゃのようです。1981年に雑誌の対談で知り合った台湾の清純派美人女優リン・フォン・チャオに一目ぼれ。猛烈アックの末結婚し、男児をもうけますが、ジャッキーがあまりに多忙なため、すれ違いが生じて離婚へ。ほかに愛人の子を認知しているので、子どもは2人います。ちなみに息子のジェイシー・チェンはジャッキーと同じアクションスターの道を歩んでいて、『花都大戦』で主演を務めています。


 ジャッキーの好みはというと、“髪が長くて素顔が美しい人”なんだとか。つまり、“ナチュラルで女性らしい人”がお好みのよう。しかし、それだけではないのです。ちょっと変わった好みがありまして、それは……“テニスシューズが似合う人”! うーんマニアック!! それらの基準で選んだのかは定かではありませんが、過去にうわさになった女性は、テレサ・テン、アニタ・ムイ、マギー・チャンと有名どころが勢ぞろいしています。そして、日本人では80年代にアイドルだった、歌手の河合奈保子の名前もあります。現在52歳のジャッキー、まだまだ現役?


 
モテます! 当然です!
アメリカ進出伝説:お金のために割り切った男

 アジアでは大スターのジャッキーですが、アメリカで認知され始めたのは90年代に入ってから。『レッド・ブロンクス』に編ノースタントで挑んだ姿に全米が注目、「コイツはただ者じゃない!」とばかりに一気に人気に火が付きます。カンフーアクションのブームも巻き起こり、『ラッシュ・アワー』シリーズ、『シャンハイ・ヌーン』など、ハリウッドスターとコンビを組んでヒット作に主演し、ハリウッドでも確かな地位を築きました。スターの証しである、ウォーク・オブ・フェーム(名声の歩道)にもしっかり手形が残っています。


 とはいっても、ハリウッドで求められるキャラクターはいつも同じ、本人もそのことは不満らしく「しょうがないよ。でも、お金をいっぱいくれるからね」と割り切っている様子。「本当にやりたいことは香港映画でやるよ」とハリウッド映画への出演はお金のためなんだということをあっけらかんと語っちゃうところも、さすがアジアの大スター。肝が据わっているというか、怖いもの知らずというか……。


星型だ~、うれしいなぁ~、スリスリ~。
Albert L. Ortega/WireImage.com/MediaVast Japan
いい人伝説:大スターなのに気さくでオープンな男

 ジャッキーの笑顔を一目みれば、この人きっと超いい人なんだろうなぁ的なオーラを感じ取れるはずです。そうなんです、ジャッキーは大スターなのに、いやだからこそ、気さくで超いい人なのです。香港マフィア撲滅キャンペーンに参加したり、自己資産の半額といわれる推定75億円を慈善事業に寄付したりと、尋常ではないほどケタ外れにいい人なんです。


 ファンに対してだってそのいい人ぶりは変わりません。世界中いたるところで撮影をしているジャッキー。熱心なファンは撮影現場も探し当て、ジャッキーの勇士を見るために駆けつけます。普通のスターだと、迷惑がったり適当にサインをしたりしてすぐに帰らせようとしますが、ジャッキーはそんな野暮なことはしません。実際に撮影現場を訪れたことのある日本のファンの証言によると、ジャッキーはまるで遠い親戚が遊びに来たかのように温かく迎えてくれるのだそうです。「やー、やー、やー、よく着たね。何? 日本から?」と話しかけ、サインやハグはもちろんスタッフに紹介までしてくれるそうです。さらに「わざわざ来たのに日帰りなんてかわいそうだ」と撮影スタッフの部屋を譲ってくれて、ゆっくり現場を見学できるように手配までしてくれたそうです。もちろん身元の確かな相手のみでしょうが、そこまで気を使ってくれるなんて、ファンにならずにはいられません!
そんな根っからのいい人キャラのジャッキーが、最新作『プロジェクトBB』では初の悪役に挑戦します。いったいどんなジャッキーが観られるのか? 劇場で確かめてみてください!


一人はしゃぎ過ぎなジャッキー。本当に気さくなスターです!
Gregg DeGuire/WireImage.com /MediaVast Japan
文・構成:シネマトゥデイ編集部

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